Posts Tagged ‘介護’
私の暮らしを守る介護
婦人公論2017年3月28日号は、「夫・親の長引くケアに備えて 私の暮らしを守る介護」 という特集をしていました。
特集の初めには「ある日、突然始まり、いつ終わるかわからない介護生活。真面目な人ほど一人で抱え込み、心身の疲労に加え、金銭的にも追い詰めら れがち。共倒れにならないためには、支える側の生活を守ることが大切です。カギは情報収集とサポート体制づくり。具体的な方策を経験者や専門家が 伝授します」と書いてありました。
東京都新宿区で “暮らしの保健室” を運営している看護師の秋山正子さんは、こうアドバイスしています。
「地域包括支援センターには、ケアマネージャー、社会福祉士、看護師または保健師といった相談役がいます。
利用者は介護認定を申請して要介護1以上の認定が下りた場合はケアマネージャーが、要介護や要支援認定がつかない場合は地域包括支援センターの職 員が、担当者として相談に乗ることに。彼らが司令塔となって、地域の医療・介護資源を横断的にフル活用することで、高齢者の自立を支援することに なるのです。
地域包括支援センターは、地域によって多少名前が違うこともあるので注意してください。役場の中に窓口が設置されているケースもあります。「親と 離れて暮らしている」 とか 「仕事があって、センターに行く時間がない」 という人でも大丈夫。
地域包括支援センターでは、スタッフが自宅まで調査に来て申請を代行したり、親が入院している病院に様子を見に行ったりすることも可能です。まず は、親の住む地域の包括センターまで電話で問い合わせてください」。

配信 Willmake143
老親介護と嫌われる勇気
PHP研究所が発行している月刊誌Voiceの2016年4月号に 「老親介護と嫌われる勇気」 と題したインタビュー記事が載っていました。インタビューを受けていたのは 「嫌われる勇気」 という本で有名な哲学者の岸見一郎さんです。岸見さんが自身の介護体験を基にした親との関係の築き方などを語っています。老いた親を受け入れ、新しい親子 関係を築いていく上で意識すべきことはありますかという編集部の質問に対して、岸見さんは大切なことは2点だと言っています。一つは、理想の親を 頭に描かないことです。
子育てと違い、介護には希望がありません。「今日できなかったことが明日はできるかもしれない」 という希望が持てる育児とは異なり、介護には 「今日できたことが明日はできなくなるかもしれない」 恐怖が伴います。かつて元気だった親のイメージが頭から離れず、衰えた目の前の親を受け入れられない気持ちはわかります。でも介護する家族が、何はともあ れ今日も親が生きていてよかったと確認するだけで、精神的な負担がだいぶ軽減しますと語っています。
もう一つ大切なのは、親から承認されることを期待しないことです。承認欲求が強い人、つまり感謝されることを求める人ほど介護はつらいものになり ます。自分がしたことに対する報いがなく、徒労だと感じてしまう機会は往々にしてあります。そういう時は、自分は親に貢献していると思い、感謝さ れることを含めて承認を期待しなければいいのだそうです。誰しも最初から十分な介護はできないので、はじめからハードルを高くしないということが 基本的な心得です。ハードルを高くしないことで周りがとやかくいうかもしれません。そんな時こそ、嫌われる勇気が必要です。

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こんな医者ならかかりたい
朝日新聞出版から “こんな医者ならかかりたい” という新書が、2015年5月30日に出ました。著者は、多摩大学大学院教授の真野俊樹先生です。介護まで視野に入れた新しい医療制度のもとで、読者の皆さんが、どのようにかかりつけ医を選び、健康を維持し、今後の人生でどのように医師とつき 合っていくかが理解できるように、真野先生はこの本を書いたそうです。
本の中で、医者である真野先生が 「私が紹介したくない医師」 として、あげていたのは、次のようなドクターでした。

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認知症ケア “ユマニチュード”
NHKは、クローズアップ現代、あさイチ、NHKスペシャルといった番組で、「ユマニチュード」と呼ばれるフランス発祥の認知症ケアを紹介して いました。その取材班のひとりである望月 健さんの本 「ユマニチュード 認知症ケア最前線」 が2014年10月10日に出版されています。認知症の高齢者の暴言・暴力や徘徊などへの対応に悩む医療や介護の現場で、この “ユマニチュード” を導入する動きが広がろうとしているそうです。
NHK解説委員の飯野奈津子さんは 「認知症の人は、生活環境の変化に対応するのが難しいので、病院に入院したりすると混乱して大声を出したり、治療を拒否したりすることが少なくありませ ん。このため、やむをえず身体を拘束したり薬で症状を抑えたりしますが、そうすると、身体の機能が低下し、別の合併症を起こしたりして、入院が長 期化してしまいます。
それによって、以前は自分で歩けた人が寝たきりになって自宅に戻れなくなったりします。病院としても、ベッドが空いていないので、別の救急患者の 受け入れが難しくなったりする問題が起きているのです。
ユマニチュードを取り入れることで、こうした問題の解決につながると期待されている」 と述べています。
ユマニチュードの基本は、相手を見つめること、話しかけること、触れること、できるだけ自分で立つよう支援すること の4つです。
ユマニチュードの研修に力を入れているフランスでは、治療がスムーズにすすみ、薬の量などが減った結果、医療費の削減につながり、職員の離職率も 低下したと報告されているそうです。
このユマニチュードの本は、とてもシンプルでわかりやすいので、家族で介護する人たちにも参考になる部分が多いと思います。
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インプラントを長くもたせるために
週刊朝日は “知って得する!新名医の最新治療” を連載していますが、2013年12月6日号ではインプラントをとり上げていました。
インプラント治療を受けることで、噛む機能を回復することができる。歯を失った人にとって、この喜びはとても大きい。そのインプラントを長くもた せるためには、歯科医院での定期検査とかみ合せのチェック、メンテナンスのほか、患者自身による毎日のプラークコントロールが欠かせない。
インプラント治療は、「定期的な歯科医院への通院」と「毎日のセルフケア」の両軸が前提になっていると書かれていました。
ところが、高齢になるとこの前提が崩れてしまうことがあると日本大学歯学部歯科病院の萩原芳幸さんが言っています。
高齢になると、認知症や脳卒中で介護が必要になることもあるし、がんなどの大病を患えば、長期の入院も必要になったりして、適切にインプラント治 療が行なわれていても、歯科医院への通院や口腔ケアができなくなったりするからです。
こうした高齢になってからのリスクにどう対応するかを考えておく必要があります。記事の中の、インプラントの「長く安全な使用は、患者と歯科医師 の二人三脚が鍵」だという言葉はとても大事な言葉です。
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健康寿命
「寝たきりにならないための健康寿命の延ばし方」という本がKKベストセラーズ社から2012年6月に出版されました。
著者は、奈良県立医科大学出身で大阪府富田林市で整形外科医院を開業している宮田重樹さんです。
健康寿命とは、日常的に介護を必要とせず、自立した生活が営める生存期間のことですが、平均寿命と健康寿命の差は男性で9.13年、女性で 12.68年もあります。
これは自立した生活を失い、介護を要する期間がそれだけあるということです。健康寿命をできるだけ延ばし、平均寿命との差を縮めることが大切なの です。
口腔ケアをしっかりすれば健康寿命が延びることをデイサービスセンターも開設している整形外科の先生が書いていることが注目に値します。
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