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フレイルを防ぐ栄養学10の新常識
「フレイルを防ぐ栄養学10の新常識」という記事が週刊朝日2018年12月14日号に載っていました。高齢者が陥る老年症候群の一つは、フレイル(虚弱)と呼ばれています。
体が衰えて要介護の手前となる状態で、低栄養が原因の一つになっています。
元気で長生きするため、高齢期のフレイルと中年期の生活習慣病を防ぐ食事術と栄養学が紹介されていました。
東京都内で11月開かれた「食育健康サミット2018」で、桜美林大学老年学総合研究所の鈴木隆雄所長はこう訴えています。
「女性は60代ごろになると運動器の老化が顕在化します。その背景として、栄養素ではビタミンDが一番大きな問題だと思います。
日本と韓国の女性は血中のビタミンD濃度があるべき数値より下回っていると、国際骨粗鬆症財団から警告が出ています。現在、本当に危機的な状況です」。
骨を丈夫にするため、カルシウムの重要性は長年叫ばれてきました。その吸収を助けるビタミンDの不足も、高齢者の骨折リスクを高めます。
そんな“新常識”が近年データで明確になっています。ビタミンDは、研究者が現在最も注目する栄養素の一つだそうです。ビタミンDは、食べ物だけでなく、日光浴によって皮膚でも合成されます。
美白意識から日焼けを気にしすぎると不足しがちで、栄養面からはマイナスと言えます。
若い母親が外出時に日焼け止めをつける際、赤ちゃんにも一緒に塗ることがありますが、こうした行動が乳幼児のビタミンD合成の妨げとなる恐れにも気をつけてほしいと書いてありました。
米やパンなどの炭水化物を減らすと、ダイエットに有効でメタボを防げる。
そんな糖質制限が最近の“常識”となり、大ブームですが、「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」(東洋経済新報社)の著者で、カリフォルニア大学ロサンゼルス校内科学助教授の津川友介さんはこう話しています。
「炭水化物の中には、健康によいものと悪いものがあります。白米や小麦粉からつくったパンなどの精製された白い炭水化物は、糖尿病や脳梗塞のリスクを上昇させることが複数の研究で明らかになっています。
一方で、玄米や全粒粉100%のパンなどの精製されていない茶色の炭水化物は、糖尿病や脳梗塞のリスクを減らすだけでなく、大腸がんのリスクも下げると報告されています。
炭水化物をひとまとめにせず、その中身を考えることが重要です」津川さんは世界の様々な研究報告をもとに、健康によい食事と悪い食事をエビデンス(科学的根拠)のレベルに基づいて五つに分類しています。

配信 Willmake143
元気で長生きするための食生活
油っぽいものや肉は避け、野菜や魚中心の食生活を送っている高齢者は少なくない。こうした食事が続くと、低栄養に陥る可能性があり、低栄養と思 われる人の死亡危険度は、そうでない人に比べ1.5倍以上高いという記事が2013年12月30日の毎日新聞に載っていました。脳卒中や心臓病などの心血管病の死亡リスクが高まるだけでなく、転倒骨折事故や免疫力低下による肺炎、認知症のリスクも同時に高まることが確認さ れているそうです。
1.3食食べない日が週2〜3日以上ある
2.肉は体に良くないのでもっぱら魚を食べる
3.牛乳や乳製品を取るのは2日に1回以下
4.野菜は生で食べることが多い
5.主食は食べず、おかずだけで済ませることが多い
6.年をとったら、あまり食べなくてもいいと思っている
−などに該当する人は要注意だと書かれていました。高齢者の栄養と寿命の関係を研究している東京都健康長寿医療センター研究所の新開省二さんは、 低栄養の高齢者は3割近くいると推測していて「現在の栄養指導は、取りすぎのリスクを問題にしすぎており、下限値の基準がほとんどない。
高齢期を元気に過ごすための栄養指導に切り替える必要がある」と指摘していました。
配信 Willmake143
食と栄養と口腔機能
高齢期の健康には「食と栄養と口腔機能」の3つの要素を考えることが大切だということが明らかになってきました。シニアの健康維持には、歯の数やかむ能力、そしてしっかりのみ込める能力など、口の総合的な機能(口腔機能)が重要だということが、科学的にもよ り精度の高い研究から明らかとなっていると2013年9月26日付の毎日新聞に書いてありました。
国立長寿医療研究センター研究所長の鈴木隆雄さんが書いた“シニアのための健康術”というコラムに載っていたものです。
咀嚼するときのしっかりしたかみ合せ(咬合能力)が衰えると全身の運動機能や体力も衰える危険性が高くなり、転倒や寝たきり、最終的には死亡の危 険性も増加することが、14年間に及ぶ追跡研究でわかってきたそうです。
これらの研究結果から分かることは、シニアの皆さんにとって、おいしい食事を楽しみ、バランスの良い栄養を維持することは当然のことで、その基本 となる口腔機能(しっかりかめてしっかりのみ込めること)が大切だと鈴木さんはいっています。
配信 Willmake143
肉・脂の不足 老化早める
「健康的な食事」と聞いてイメージするのは、肉と脂の少ない「粗食」ですが、高齢者ほど肉などの動物性たんぱく質や脂質を十分に食べるべきだと いう人間総合科学大学教授の熊谷修さんの話を2013年9月15日付の朝日新聞が紹介しています。
老化と栄養の関係を研究してきた熊谷さんによれば、肉や脂を控えた粗食が健康に良いとされるのは、心臓病や脳卒中の原因となるメタボ予防が必要な 40〜50歳代の中年期までで、60歳を超えてくると粗食は次第に健康にとって害が大きくなるそうです。
「老化は、人間の体からたんぱく質が抜けて、乾いて、縮んで、ゆがんでいく過程。たんぱく質不足は、老化を早め、体の老化が進むと、転倒して寝た きりになるリスクが高くなるし、心臓病などの病気のリスクも高くなるので、老化を少しでも先延ばしするには、筋肉や骨の材料となるたんぱく質が欠 かせません」と熊谷さんは言っています。
医学的にも高齢者の低栄養は注目されています。寿命が延びた現在、元気に生活を楽しむには食事が大切です。
最近は、硬さを工夫した栄養価の高い食品も売っていますので、食欲がなくても工夫して食べましょうと書かれていました。
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老年症候群
老年症候群という言葉をご存知ですか?
老化は誰にでも等しくやってきて、その表れ方や進み方には大きな個人差があり、特に注意が必要なのが、「老年症候群」と呼ばれる危険な老化だと 2013年7月25日の毎日新聞に書いてありました。国立長寿医療研究センター所長の鈴木隆雄さんが書いたものです。
比較的元気に自立して生活しているシニアの方々にしのびよる危険な老化には、転倒や低栄養、食べ物をしっかりかんだり飲み込んだりする口腔機能の 低下、軽度の尿失禁、筋肉の量と力の衰弱(サルコペニア)、土踏まずの消失など足の変形と歩行の障害、認知症へのきっかけとなる認知機能の低下な どがあるそうです。
シニアの皆さんが、健康長寿を楽しむために、個人によって異なる危険な老化に早く気づき、そしてできるだけ早く予防対策を取ることをすすめていま す。適切な運動や栄養の摂取などの個人的な努力によっても改善が可能だそうです。
配信 Willmake143
炭酸水パワー
飲んでよし、入ってよしの炭酸水の効果が2013年5月18日の朝日新聞で紹介されていました。
二酸化炭素(CO2)が、水に溶けたものが炭酸水。その炭酸水に入浴するとCO2が血管に入って血管を広がらせて、血流がよくなり、酸素や栄養が より多く運ばれるようになったり、血圧を下げる効果があったりするそうです。
市販されている炭酸ガス系入浴剤でも血行促進の効果は充分あると炭酸の効果について研究している国際医療福祉大学の前田真治教授は語っています。
ただ、パーキンソン病など自律神経に障害のある人や高齢者は、血圧が下がりすぎて、意識障害を起こす恐れがあるので注意が必要です。
また食欲にも炭酸水は影響を与えます。食前にコップ一杯程度の100〜150ミリリットルの炭酸水を飲むと、胃の血管が拡張されることによって食 べ物を胃から小腸へ送ろうとするぜんどう運動が活発になり、食欲が増進するそうです。
果汁等を含まない炭酸水がコンビニでも売られています。試してみて下さい。
配信 Willmake143
噛むことで動きだす、消化・吸収のシステム
2012年8月にPHPサイエンス・ワールド新書として出版された「からだに、ありがとう 1億人のための健康学講座」という本があります。そ の本の中で、慶応義塾大学医学部教授の伊藤裕さんが、噛むことで「体に食べ物が入っていくよ」というシグナルが脳に届けられ、その脳からの指令 で、インスリンの分泌を含めた消化・吸収のための準備を体にさせると述べています。
そして、噛めなくなると、体が必要とするエネルギーや栄養が十分にとれなくなるだけでなく、噛むことによるシグナルが届かなくなることで、胃腸系 の働きが衰えてくるので、噛めなくなるということは、寿命にも関係してくるのだそうです。
また脳を刺激して、胃腸系に準備をさせるのに“空腹”はとても大事なことだとも述べています。
配信 Willmake143
重い歯周病患者ほどメタボになりやすい
2012年5月16日の読売新聞に、重い歯周病を患う人ほど、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)になる確率の高いことが、滋賀県長浜 市民約6000人に対する調査でわかったという記事が載りました。
調査は、京都大医学研究科の別所和久教授らが実施しました。成人の約8割がかかる「口の生活習慣病」と言われる歯周病とメタボとの関係を一般市民 を対象にした大規模調査で明らかにしたのは全国で初めてで、5月17日に広島で開かれた日本口腔科学会で発表されました。
メタボのリスクが高まるのは「歯周病になるとかむ力が落ち、栄養のバランスが崩れるためだろう」と別所教授は語っています。
配信 Willmake143



