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脂肪肝と歯周病の関係
飲み過ぎや食べ過ぎを重ねると、肝臓に中性脂肪が必要以上にたまる「脂肪肝」が起こりやすくなり、脂肪肝になると肝がんや脳梗塞、心筋梗塞など のリスクが高まると2013年1月18日の日経新聞夕刊で報じられました。
脂肪肝はアルコールが原因となるタイプと非アルコールタイプがあり、非アルコール性の脂肪肝は食べ過ぎや肥満などがきっかけで、お酒を全く飲まな い人や少ししか飲まない人もなるそうです。
アルコールなしで発症する肝炎のことをNASH(ナッシュ)といいますが、NASHも肝硬変や肝がんへと悪化することもある怖い病気で、NASH 予備軍は国内に約1000万人いると推定されています。
横浜市立大学の中島淳教授と大阪大学のグループによる研究によれば、歯周病のNASH患者10人に歯石を除去したり、抗生物質で歯茎の炎症を抑え たりして治療すると、3ヶ月後には肝機能の数値がほぼ正常になったとのことです。この研究に携った中島教授は「歯周病を治療すれば、脂肪肝の人が 肝炎に進行するのを抑えられる可能性がある」と語っています。
配信 Willmake143
休肝日 どれだけ必要?
2012年4月22日の日本経済新聞に“休肝日どれだけ必要?”の記事が掲載されました。
お酒の適量目安としては、毎日2合、1週間通して14合以内であれば悪影響はほとんどないそうです。ただ、それを超えて15合になると飲みすぎの 赤信号。
東海大学医学部付属東京病院の西崎泰弘副院長は、休肝日の設定は、総量をコントロールする現実的な手段と指摘しています。
ただ、適当な総量であっても一回に無茶飲みすると血中のアルコール濃度が高くなり、急性アルコール中毒になる恐れもある。また脳卒中になるリスク も高まるそうです。一方、一日あたりの「適量」のお酒は体によく、善玉コレステロールを増やして、動脈硬化を防ぐ働きもあります。
アルコール以外にも暴食やカロリー過多になると肝臓に負担が掛かるので、食生活全体の見直しも肝臓をいたわるために必要のようです。
配信 Willmake143