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隠れ脂肪肝が危ない!
2019年3月24日に放送されたNHKスペシャルのタイトルは「隠れ脂肪肝が危ない〜万病につながる“沈黙の臓器”の異変〜」でした。肝臓に過剰な脂肪がたまった状態の「脂肪肝」。血液検査の肝機能の値は正常なのに、実際には脂肪肝という“隠れ脂肪肝”の人が多くいることが分かってきたと番組は伝えていました。
番組で、健康診断で問題がない20代から70代の50名の肝臓を最新の超音波機器「フィブロスキャン」で測定したところ、およそ3割の人が「脂肪肝」と判定されたそうです。脂肪肝になると、肝臓の細胞は脂肪を蓄積する一方、細胞が傷つきやすくなります。
進行して、傷ついた細胞が硬い組織に変わると「肝硬変」となり、健康な肝臓に戻ることはできなくなります。
だからこそ、「脂肪肝」の間に対策し、健康な肝臓を取り戻すことが大事なのです。
2018年に発表された研究では、「脂肪肝」は全身のあらゆる臓器でがんのリスクを高めることが明らかになりました。
特にリスクが高いとされているのは肝臓がんのほか、胃がん、すい臓がん、肺がんで、健康な人に比べてリスクは2倍以上だそうです。
そのメカニズムと考えられているのが、脂肪肝によって壊れた肝臓の細胞を排除するために放出される「炎症性サイトカイン」という物質が血管を通って全身をめぐり、他の臓器の正常な細胞を攻撃、炎症を引き起こしがん細胞ができやすくしているということです。
同じメカニズムで、脳卒中や心筋梗塞、アルツハイマー病のリスクを高めることも分かってきました。
そこで大事なのは、“隠れ脂肪肝”の原因となる生活習慣を改善することです。中でも、「食べ過ぎ」「飲み過ぎ」「運動不足」を避けることが基本です。
番組では、脂肪肝対策を紹介していました。まずおすすめは、「筋トレ」と「有酸素運動」を組み合わせる運動法です。
例えば、スクワットを10回した後、15分のウォーキング。スクワットをすると肝臓の脂肪をエネルギーに変えるスイッチが入り、その後、ウォーキングをすることでその効果は持続するそうです。
最新の研究でその効果が注目されている食材として「大豆製品」と「コーヒー」も紹介していました。
大豆に含まれるたんぱく質には、肝臓に蓄えられた脂肪の燃焼を促す効果があることが突き止められています。
専門家は1日75グラム程度の大豆製品を取り入れることを勧めています。
また、コーヒーに含まれるカフェインにも脂肪を分解する効果があるそうです。(飲み過ぎには注意)
脂肪肝がやっかいなのは自覚症状がなく治療薬もまだないことです。
唯一できるのは、少しでも早く自らの「隠れ脂肪肝」に気づき、取り返しがつかなくなる前に対策することだというのが番組のメッセージでした。
配信 Willmake143
小太りのほうが長生き?

2019年3月15日号の週刊朝日が、昨年12月に日本老年医学会が公表した「高齢者肥満症診療ガイドライン」の中で、高齢者の肥満が認知症の発症リスクを下げることが示されていると伝えています。
認知症と心血管疾患(心筋梗塞や狭心症など)の項目には、こう記されています。
▶高齢者の肥満は認知症の発症リスクにならない。むしろリスクを下げる。
▶反対に、BMI(肥満度を示す指数)が低かったり、体重が減ってきたりしているケースは、認知機能の低下や認知症のリスクになるので注意。
▶高齢者の肥満は、心血管疾患のリスクになるかどうかはわからない。
高齢者は太めがいいというのは、国内に住む健康な60歳以上の男女、6千人を対象にした約19年間の追跡調査、「日米共同プロジェクトJAHEAD (長寿社会における中高年の暮らし方の調査)」でも明らかになっているそうです。
JAHEADをまとめた東京大学高齢社会総合研究機構特任講師の村山洋史さんは、シニアは意識しないと体重が維持できないと話しています。
脳卒中や心筋梗塞と言った病気は、肥満がリスクだったはずですが、シニアではやせているほうがリスク。
では、どんな太り方が理想なのか?「筋肉も脂肪もついた状態」だそうです。ご飯などの糖質をたっぷり摂れば、糖質は脂肪に変わり、体重を増やしてくれます。でも、その太り方はお勧めできないと書いてあります。
筋肉が減って脂肪だけがついた「サルコぺニア肥満」になりやすいからです。
先のガイドラインにも、サルコペニア肥満は普通の肥満に比べて転倒や骨折をしやすく、要介護や死亡リスクを高めると注意を促しています。筋肉と脂肪がバランスよくついた太めシニアが理想的です。
それには、肉や魚、卵などさまざまなたんぱく質をしっかり摂ることです。体重を増やすためのポイントは三つです。
一つめは「動いて、食べる」、二つめは「食べ物の健康情報に惑わされない」、三つめは「週に1度の体重測定」。食の情報については、ちまたに流れる「よい食材・よい食事」は、おおかた痩せるためによいものです。
シニアにとって必ずしも良いものとは限らないのだそうです。シニアが目指すのはぽっちゃり体形。
ただし、中年期の肥満は、高齢期の認知症発症リスクであるので注意する必要があります。
配信 Willmake143
脳卒中予防に納豆
納豆をよく食べる食習慣を持つ人は、そうでない人に比べて、脳卒中で亡くなるリスクが約3割低いとする研究成果が、米国の臨床栄養学の雑誌で報 告されたと2017年2月19日の朝日新聞が伝えていました。
研究成果をまとめたのは、岐阜大学大学院医学系研究科の永田知里教授らの研究チームです。永田教授らの研究チームは、1992年から岐阜県高山市 に住む男女約3万人の食習慣などを詳細に調査し、その後16年間追跡調査を行って食習慣と死亡リスクの関係を調べたそうです。
永田教授は 「最も多く納豆を食べていた人たちは、ほとんど食べていない人たちに比べ、脳卒中の死亡リスクが32%低いだけでなく、循環器疾患の死亡リスクも25%低 いという結果が出ている」 と語っています。
納豆をもっとも多く食べたグループの摂取量は、35グラム入りパックなら週1〜2回食べるペースです。納豆が “効く” のは脳卒中だけではありません。
国立がん研究センターの多目的コホート研究によれば、納豆などの大豆製品に含まれるイソフラボンの摂取量で4グループにわけたところ、あまり摂取 していない人に比べて、もっとも摂取するグループは54%、乳がん発症リスクが低いことがわかっています。
また、閉経後の女性に限れば、イソフラボンの摂取量が最も多いグループは、ほとんど食べていない人に比べて68%も乳がんになりにくいという結果 も出ています。
納豆が苦手な人は、ナットウキラーゼというサプリもありますので、参考にして下さい。
ただ、注意点もあります。納豆には血栓溶解を促す半面、血液凝固作用があるビタミンK2も含まれています。そのため、ワーファリンなど血流をよく する薬を服用している人は、納豆摂取は制限されます。

配信 Willmake143
海藻パワーで夏を乗り切る
高温多湿な夏は汗でミネラルが奪われ、だるくなったり疲れやすくなったりします。2016年6月25日の日経新聞に、“海藻パワーで夏を乗り切 る” という記事が載っていました。
暑さで胃腸の消化機能が衰え食欲も落ちると、のどごしがよい素麺などの炭水化物中心になりがちです。すると、ますます必要な栄養素が足りなくなる ので、海藻で上手に補ってほしいと書いてありました。
海藻の主な成分は、食物繊維とミネラルの2つです。海藻に多く含まれる食物繊維は、腸内の悪玉菌の繁殖を抑え、腸内環境を整えます。また夏バテ予 防に欠かせないミネラルは、身体の機能を維持・調整します。そして、いまアカモクやワカメに多く含まれる「フコキサンチン」が注目されているそう です。
北海道大学大学院の宮下和夫教授によれば、フコキサンチンには、肥満予防、老化予防だけでなく、糖尿病、動脈硬化、脳卒中、心筋梗塞などの疾病予 防にも役立つと考えられているということです。新聞記事には、アカモク入り彩り冷奴のレシピが紹介されていました。

配信 Willmake143
脳の健康を保つ食事
脳卒中など脳の病気と食事との関係について関心が高まっています。脳の健康に配慮した食事とは、どんな食事なのかを、専門家に聞いた内容が 2014年12月20日の日経新聞に載っていました。脳の健康によい栄養素として知られているのが、DHAとEPAです。オメガ3脂肪酸の一種で、イワシやサバ、サンマなどの青魚に多く含まれていま す。
オメガ3脂肪酸は人が体内で合成できないため、食事などで外から摂取する必要があるそうです。
食事と脳の働きについて詳しい杏林大学医学部の古賀良彦教授は、DHA・EPAについて 「血液をサラサラに保つとともに、硬くなった脳の血管を柔軟にするとされる。神経細胞が必要とする酸素と栄養を十分に供給できる状態にする効果も確認され ている」 と記事の中で語っていました。
厚生労働省の研究班が30歳以上の男女約9000人を対象に24年間にわたり追跡調査したところ、「毎日、サンマ一匹程度からの魚介類の脂肪酸を 摂取することで、将来の脳卒中や心臓病を予防できる可能性が示された」 そうです。
また、アルツハイマー病が将来発症するのを抑えるのに、DHAが役に立つ可能性を示す研究成果も出てきているそうです。毎日、魚料理は面倒という 場合は、イワシやサバ、サンマなどの青魚の缶詰を使うことをすすめていました。
記事は、DHA・EPAを取る際に注意することとして次の3つをあげていました。

配信 Willmake143
運動不足「〜しながら」解消
忙しくて時間がとれなかったり、三日坊主になってしまったりして、運動不足を実感している人は少なくないと思います。2014年6月28日の日経新聞には、普段の生活の中で、運動不足を解消できる「○○しながら運動」が紹介されていました。
まず、運動不足は
1.糖尿病、心筋梗塞、脳卒中などの生活習慣病にかかりやすくなる。
2.日常生活に必要な運動機能の低下を招き、転倒や骨折をきっかけに要介護状態になるリスクが上昇する。
3.うつ病や認知症といった脳や神経の問題も引き起こす。
といった健康に関わる3つの問題につながっていると書いてありました。
これらの問題を抱えていると、介護を必要をせずに日常生活ができる「健康寿命」が縮む恐れがあります。
そこで、国立健康・栄養研究所 健康増進研究部長の宮地元彦さんは、「プラス・テン」という考え方を提唱しています。プラス・テンとは、日々の生活の中で、今より1日10分だけ、体を動 かすことをプラスしようという考え方です。
10分連続で体を動かす必要はなく、1分、2分と小刻みにやって1日の合計が10分になればいいそうです。いつもより歩幅をかかとひとつ分、 5〜7センチ広げてさっそうと歩くことや背筋を伸ばし一歩大きく踏み出して掃除機をかけることなどが記事の中で紹介されていました。
一つ一つの運動量はわずかでも、1週間、1年単位でみると大きな効果につながるので、どんな生活の人でも発想次第で、運動不足は解消できるのだそ うです。
配信 Willmake143
インプラントを長くもたせるために
週刊朝日は “知って得する!新名医の最新治療” を連載していますが、2013年12月6日号ではインプラントをとり上げていました。
インプラント治療を受けることで、噛む機能を回復することができる。歯を失った人にとって、この喜びはとても大きい。そのインプラントを長くもた せるためには、歯科医院での定期検査とかみ合せのチェック、メンテナンスのほか、患者自身による毎日のプラークコントロールが欠かせない。
インプラント治療は、「定期的な歯科医院への通院」と「毎日のセルフケア」の両軸が前提になっていると書かれていました。
ところが、高齢になるとこの前提が崩れてしまうことがあると日本大学歯学部歯科病院の萩原芳幸さんが言っています。
高齢になると、認知症や脳卒中で介護が必要になることもあるし、がんなどの大病を患えば、長期の入院も必要になったりして、適切にインプラント治 療が行なわれていても、歯科医院への通院や口腔ケアができなくなったりするからです。
こうした高齢になってからのリスクにどう対応するかを考えておく必要があります。記事の中の、インプラントの「長く安全な使用は、患者と歯科医師 の二人三脚が鍵」だという言葉はとても大事な言葉です。
配信 Willmake143
元気で長生きするための食生活
油っぽいものや肉は避け、野菜や魚中心の食生活を送っている高齢者は少なくない。こうした食事が続くと、低栄養に陥る可能性があり、低栄養と思 われる人の死亡危険度は、そうでない人に比べ1.5倍以上高いという記事が2013年12月30日の毎日新聞に載っていました。脳卒中や心臓病などの心血管病の死亡リスクが高まるだけでなく、転倒骨折事故や免疫力低下による肺炎、認知症のリスクも同時に高まることが確認さ れているそうです。
1.3食食べない日が週2〜3日以上ある
2.肉は体に良くないのでもっぱら魚を食べる
3.牛乳や乳製品を取るのは2日に1回以下
4.野菜は生で食べることが多い
5.主食は食べず、おかずだけで済ませることが多い
6.年をとったら、あまり食べなくてもいいと思っている
−などに該当する人は要注意だと書かれていました。高齢者の栄養と寿命の関係を研究している東京都健康長寿医療センター研究所の新開省二さんは、 低栄養の高齢者は3割近くいると推測していて「現在の栄養指導は、取りすぎのリスクを問題にしすぎており、下限値の基準がほとんどない。
高齢期を元気に過ごすための栄養指導に切り替える必要がある」と指摘していました。
配信 Willmake143
肉・脂の不足 老化早める
「健康的な食事」と聞いてイメージするのは、肉と脂の少ない「粗食」ですが、高齢者ほど肉などの動物性たんぱく質や脂質を十分に食べるべきだと いう人間総合科学大学教授の熊谷修さんの話を2013年9月15日付の朝日新聞が紹介しています。
老化と栄養の関係を研究してきた熊谷さんによれば、肉や脂を控えた粗食が健康に良いとされるのは、心臓病や脳卒中の原因となるメタボ予防が必要な 40〜50歳代の中年期までで、60歳を超えてくると粗食は次第に健康にとって害が大きくなるそうです。
「老化は、人間の体からたんぱく質が抜けて、乾いて、縮んで、ゆがんでいく過程。たんぱく質不足は、老化を早め、体の老化が進むと、転倒して寝た きりになるリスクが高くなるし、心臓病などの病気のリスクも高くなるので、老化を少しでも先延ばしするには、筋肉や骨の材料となるたんぱく質が欠 かせません」と熊谷さんは言っています。
医学的にも高齢者の低栄養は注目されています。寿命が延びた現在、元気に生活を楽しむには食事が大切です。
最近は、硬さを工夫した栄養価の高い食品も売っていますので、食欲がなくても工夫して食べましょうと書かれていました。
配信 Willmake143
胃ろうは「悪」か
文藝春秋の2012年7月号の大型特集「尊厳ある死」で、胃ろうの問題が取り上げられています。
「胃ろう」とは、おなかの外から胃に穴をあけ、管で栄養を送る治療法ですが、それが不必要な延命医療となっているのではないか、高齢者の終末期に おいて胃ろうを選択することは是か非か、といった疑問が、医療界や患者、家族などの間で盛んに提起されているそうです。
脳卒中を起こした場合、急性期病院に入院して胃ろうを造設し、回復期リハビリテーション病棟などに転院してリハビリがうまくいけば、胃ろうは外せ ますが、ここでリハビリがうまくいかなければ、寝たきり状態になり、胃ろうを外すことができなくなってしまうと書かれていました。
寝たきりが長くなると、筋肉が衰えたり、関節拘縮が進んだり、身体の循環が悪くなる「廃用症候群」を起こしやすくなるので、胃ろう造設の前に、メ リットとデメリットを丁寧に家族に説明し、同意を得るなど、患者の生活の質を重視した仕組みに転換していく必要があるという意見も紹介していま す。
配信 Willmake143



