非アルコール性脂肪肝炎(NASH)
2014-04-14
ほとんど症状がなく、気づいた時には肝硬変になっていることも多い非アルコール性脂肪肝炎(NASH)が、10年後の日本では肝がん原因のトッ プになるとの予測をサンデー毎日の2014年4月13日号が紹介していました。
肝臓の障害は、酒の飲みすぎや肝炎ウィルス感染が主な原因とされてきましたが、酒をそれほど飲まず、ウィルス感染がなくても肝障害になるケースが 多くあります。
このケースが非アルコール性脂肪性肝疾患で、その中で肝硬変や肝がんに進行するものをNASH(ナッシュ=非アルコール性脂肪肝炎)と呼んでいま す。
非アルコール性とは医学的には、1日の飲酒量が日本酒なら1合=180cc、ビールは大ビン1本以下のことです。
肥満や糖尿病や高血圧もNASHを引き起こす原因となりますが、歯周病も歯周病菌が腸内で毒素を産生して肝臓に炎症を起こすことが分かってきまし た。
NASH研究のパイオニアである済生会吹田病院の岡上武総長は、生活習慣の改善がもっとも重要ですと語っていました。
サンデー毎日に載っていた非アルコール性脂肪肝炎予防は
1.肥満にならない。
2.砂糖など糖分を取り過ぎない(糖質の多い飲料、スイーツや果物は要注意)。
3.脂肪の多い食品を控える。
4.野菜や海藻、キノコ類を多くとる。
5.夜食などの間食はしない。
6.生活習慣病は早期に治療する。
の6つでした。
配信 Willmake143
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