笑いは副作用ないクスリ
2014-11-23
表情筋をほぐして、気分を軽くする 「笑み筋体操」 のことが、2014年11月22日の朝日新聞で紹介されていました。
笑み筋体操は2005年に、筑波大学元教授(看護学)の林啓子さんが考案したものです。笑いの健康効果を調べるために、林さんらは糖尿病の患者さ んに漫才を40分見てもらったところ、退屈な講義を受けた場合と比べ、食後2時間の血糖値上昇が抑制されていたそうです。
まさに笑は副作用のないクスリだということで 「毎日お笑いを見て笑うのは難しいが、表情筋のトレーニングを通して笑いを習慣にしよう」 と体操を開発したと新聞記事には書かれていました。
笑み筋体操は現在、介護施設や企業の健康教室などで実施されています。30〜80代の男女22人を対象に、体操前後の変化を調べてみると、抑うつ 気分が軽減したほか、疲労感や眠気、頭痛、肩こりなどの自覚症状も少なくなっていたということです。
笑み筋体操には、笑顔をつくる表情筋を強制的に動かすことで、自然に笑った時と同じように脳が楽しく感じるというメカニズムが働いている可能性が あります。
苧阪直行・京都大学名誉教授(実験心理学)は、「自分で作り笑いをして鏡を見るだけでも楽しくなることが分かっています。楽しいから笑うの反対 で、笑うから楽しいとも言えるのです」 と語っていました。
配信 Willmake143
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