高齢者は入院で “悪化” する
2017-11-06

東大病院で物忘れ外来などを担当した後、現在は認知症やがんなどの病気を専門とする、外来や訪問診療を行っているふくろうクリニック等々力院長の 山口潔先生によれば、上記のようなことを 「老年医学の世界では “入院関連機能障害” と呼び、問題視している」 そうです。
「入院関連機能障害は、入院のきっかけになった病気とは別に、入院によって新たに生じた機能障害のことです。
例えば、 “肺炎で入院した患者さんが、点滴治療を受けて安静にしていたところ、意識障害が起こったり、歩行困難な状態になったりして、退院後に介護が必要になっ た” という状態をいいます」

こうした入院関連機能障害は、元気な高齢者には起こりにくく、余力が残っていない虚弱な高齢者で起こりやすいそうです。
山口先生の取材から週刊朝日編集部がまとめた入院関連機能障害危険因子は下記のとおりです。

配信 Willmake143
←「健康寿命を左右する主食の選び方」前の記事へ 次の記事へ「のどの力」→