加齢よりも肌にダメージ

2018-08-09

加齢よりも肌にダメージ
加齢よりも肌にダメージ夏は暑さ対策と同時に、紫外線対策も大切です。肌のシミやシワ、たるみなどの老化は、加齢よりも紫外線を浴び続けることで肌がダメージを受ける「光老化」の影響が大きいと考えられています。
しかも紫外線は皮膚がんの原因にもなります。どんな予防法が有効かという記事を2018年8月8日の毎日新聞が載せていました。

東邦大医療センター大森病院(東京都大田区)の関東裕美・皮膚科臨床教授は「紫外線を防がなければ、加齢による老化に『光老化』が上乗せされる形になり、皮膚の老化がより早く起きてしまう」と記事の中で解説しています。
人の皮膚は「表皮」と、それより深い「真皮」から成り立っています。表皮に紫外線があたると「メラニン」という色素がつくられます。
いわゆる「日焼け」ですが、度合いが過ぎると皮膚のしみの原因となります。紫外線はさらに「真皮」にも入り込み、組織を傷つけて変性させてしまいます。
これが長年繰り返されると、コラーゲンなどを成分とする「膠原繊維」などが細くなり、真皮に隙間が増え、その結果、皮膚の張りを維持しづらくなり、しわやたるみが生じることになると書かれていました。

紫外線の予防は、太陽光を遮ることが基本です。ただ、記録的な猛暑の今夏は、長袖や襟付きの衣服で肌の露出を少なくすると、体に熱をためてしまい熱中症になる危険があるそうです。
日傘や帽子で直射日光を避けたり、紫外線の量が特に多くなる午前10時から午後2時ごろの外出を控えたりするほか、日焼け止めを上手に使うのも有効です。
塗り方は「1円玉2枚分くらいの量を、顔全体にしっかり塗り込む」。顔だけでなく、耳や首も忘れないようにして下さい。
また日焼け止めに含まれる紫外線の吸収剤がしみて痛みを感じる人は吸収剤が含まれない「ノンケミカル」と呼ばれる種類の商品を選ぶといいそうです。



加齢よりも肌にダメージ一方、紫外線には体内でビタミンDを作り出す作用があり、一定量であれば浴びることは健康に役立ちます。
国立がん研究センターのグループは3月、約8000人を対象とした疫学調査で、ビタミンDが十分な人は、不足気味な人よりもがんになるリスクが約2割低かったとの論文を英医学誌「ブリディッシュ・メディカル・ジャーナル」に発表しています。
また、ビタミンDは骨の新陳代謝に関連しており、不足すると骨粗鬆症や骨折が起きやすくなります。
国立環境研究所の中島英影主席研究員は「夏の紫外線は強いため、比較的涼しい時間帯に15分程度、浴びるのがいい」と話していました。

配信 Willmake143

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