奥歯の勤続疲労

2020-03-16

奥歯の勤続疲労
奥歯の勤続疲労「食べ物をかみ砕くなど何かと力のかかる奥歯。40〜50代になると虫歯などダメージが目立つようになる。かみ合わせにも関わり放置すると頭痛・肩こりなど広範囲に影響する。勤続疲労には適切なケアが必要だ」。 こんな記事を2020年3月14日の日経新聞が載せていました。



奥歯の勤続疲労奥歯には食べ物をかみ砕いたり臼のようにすり漬したりする役目があります。前歯に比ベー本一本にかかる力は大きく、また、歯ブラシが届きにくいため手入れがおろそかになりがちです。
免疫力などが弱くなる40〜50代となると虫歯や歯周病など奥歯のトラブルが目立つようになります。
厚生労働省の2016年歯科疾患実態調査によると、50代では6割程度が虫歯などで歯を失った経験があり、前歯より奥歯の方が目立っています。
「長年酷使して勤続疲労が起きている」という指摘もあります。

勤続疲労の一つは、長年そしゃくを繰り替えしてきた負担で、歯根にひびが入ったり折れたりするなどダメージを受けやすくなることです。
歯の勤続疲労のケアを怠ると、虫歯が進行したり、その結果、抜歯を余儀なくされたりします。
奥歯が抜けたまま放置していると、かみ合わせにも大きく影響してきます。
人聞の歯は上下の歯すべてがしっかりかみ合っていることが理想です。だが、かみ合わせがずれると、歯以外にも様々な不調をもたらすことになります。
代表的なのが頭痛と肩こりです。


奥歯の勤続疲労そしゃくしたりかみしめたりするために口や顎の周辺には、いろいろな筋肉があります。
かみ合わせのバランスが崩れてくると、そうした筋肉は過度の働きを強いられるようになります。

上顎から頭部につながる側頭筋に負担がかかり過ぎれば頭痛がおこります。
下顎から肩周りにある咬筋や僧帽筋がこわばると、肩こりにつながります。
奥歯の状態をしっかり良好に保つことは、QOL(生活の質)に直結します。
信頼できる歯科医を見つけて早めに対策することが肝要ですと記事には書いてありました。

配信 Willmake143

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