子どもの運動器機能の衰え
2020-10-22

子どもの「ロコモティブシンドローム(運動器症候群)」は、スマートフォンやゲームのしすぎが要因とされています。けがなどを誘発し、放置すれぱ将来、寝たきりになる恐れもあります。
ロコモは、体を動かすのに必要な骨や関節、筋肉などの運動器が衰えている状態をいいます。高齢者の寝たきり予防のため、日本整形外科学会が2007年から提唱し、対策を呼びかけていますが、最近では子どもでも、ゲーム時間の増加や屋外の遊び場の減少などにより、子どもロコモが生じると指摘され、さらに長期休校の影響が懸念されています。
日本臨床整形外科学会が7月下旬~8月中旬、整形外科受診者ら約1万2000人に外出自粛の影響を尋ねるアンケートをしました。
回答した小・中・高校生約800人のうち、45%が「体力がなくなった」、31%が「疲れやすくなった」と答えています。体が痛くなったと回答したのは27%。小学生は足と足の関節、中学生はそれに加えて首や腰が多かったそうです。
1日 に3時間以上スマホやゲームに費やした小学生は20%、中学生は34%、高校生は43%いました。足や足の関節の痛みの原因は、身体の柔軟性の低下、首や腰は長時間のスマホなどの影響が考えられるということです。
子どもロコモか調べられる五つのチェックポイントがあります。
①片足で5秒以上立っていられるか
②足の裏を床につけてしゃがみ込めるか
③両手を耳の後ろまで真っすぐに上げられるか ④膝を伸ばしたまま指を床につけられるか
⑤手をグーにしながら肘を引き、パーにしながら肘を前に出せるか です。
一つでもできなければ、子どもロコモの疑いがあり、注意が必要だと記事には書いてありました。
配信 Willmake143
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