“心の災害” と向き合う
新型コロナウイルス感染症への恐怖や自粛生活で感じる孤独、雇用への不安など、いま、私たちの心には大きな負担がかかっています。
この状況を”災害”と捉えて、心のケアをしていきましょうという記事がNHKテキスト きょうの健康2021年4月号に載っていました。
現在、新型コロナウイルス感染症の流行によって、社会全体に不安やうつが広がっており、年代を問わず、あらゆる人が心にダメージを受けています。
こうした状況下での心のダメージは、自然災害によるものと、非常によく似ていると考えられているそうです。
心の健康を保つために大事なこととして、次の3つが記事には挙げられていました。
?生活リズムを整える
生活の基盤が失われる災害時は、生活リズムを保つのが難しくなり、心も乱れやすくなります。
心の平穏を保つために、食事や運動、睡眠などの生活リズムを維持するようにしてください。
?情報過多を避ける
災害時には、不安や恐怖が社会全体に蔓延します。また、差別や偏見などの攻撃的な言葉も生まれやすくなります。
ニュースやSNSなどに触れ過ぎると、心にダメージを受けやすくなります。メディアに触れる時間を制限し、情報過多を避けるようにしましょう。
?他者とのつながりを保つ
誰かと話をすることで自身の思い込みに気付いたり、突破口が開けたりすることもあります。
対面で会うことが難しくても、電話や手紙などを使って、他者とのつながりを保ち続けてください。
周囲に落ち込んでいる人がいたら、「体調はどう?」などと声をかけ、話を聞くことがいちばん大切です。
悲しみや怒りは、心の中にため込まず、表に出すことが必要な感情です。相手の気持ちにそっと寄り添い、静かにうなずき、耳を傾けましょう。
相手が求めていないなら、アドバイスを押しつけないようにしましょう。ただ、人の気持ちを受け止めてばかりいると、自分の心にダメージがたまってしまいます。
自分がストレスを抱えているときはなおさらです。自分がつらいときは、誰かに話を聞いてもらうことが大切です。
配信 Willmake143