冷え解消のカギは「おしり筋」
2021-09-21
コロナ禍による活動量の低下、運動不足などで、今年の冬は、これまで以上に「冷え」が深刻になる可能性があります。なぜなら、「冷え」の原因には、全身の筋肉量が大きく関係しているからです。
なかでも重要なのが、上半身と下半身をつなぐ骨盤まわりの筋肉「おしり筋」です。今年は、寒さが本格化する前のいまから、「おしり筋」にアプローチして、冷え対策を講じましょうと婦人画報2021年10月号が伝えています。
「おしり筋」とは、骨盤を中心としたおしりまわりの筋肉を指しています。おしりは大小さまざまな筋肉の集合体です。おしり筋をしっかり使うことで、冷え解消だけでなく、自然と腹筋も使えるようになるそうです。
冷えにはいくつかタイプがあり、若い女性に多い“四肢末端型”、手足は温かいがおなかが冷える“内臓型”、低体温傾向の“全身型”などがありますが、更年期世代以降の多くを占めるのが、腰から下が冷える“下半身型”です。
運動量の低下により筋肉が萎縮し、持続的な緊張や疲労の蓄積で筋肉が硬化することがおもな原因にある、老化と生活習慣に伴う冷えともいえます。
加齢により全身の筋肉が硬く、しなやかさを失っていきますが、おしりの筋肉も例外ではなく、下半身型の冷えの主な原因となっています。
「梨状筋や内閉鎖筋といった筋肉がそうですが、硬くなる原因は長年の姿勢の悪さや運動不足。中腰の作業や長時問の運動など、梨状筋に負担をかける作業で凝りを生じることもあります。いわゆる老化現象ですね」と北里大学東洋医学総合研究所の伊藤剛先生は述べています。
自宅で簡単に行えるセルフケアとして伊藤先生が提案するのが、ソフトボールで行うおしりのツボ押しです。
配信 Willmake143
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