アルツハイマー病の意外な引き金

2022-01-25

アルツハイマー病の意外な引き金日経サイエンス2022年2月号の特集は「発病を阻止せよ アルツハイマー病 最初に起こる3つの異変」でした。

認知症を引き起こすアルツハイマー病。脳にアミノロイドという異常なタンパク質が蓄積するために神経細胞が死滅することによって起きると考えられ、このタンパク質を除去する治療薬の開発が進んでいます。
でもその期待は外れ、病気の進行を食い止める薬はいまだ存在していません。アルツハイマー病などの認知症は血液脳関門と呼ばれる脳の保護フィルターの機能不全によって引き起こされているのかもしれないということが特集記事で紹介されていました。

◆脳内の血管には「血液脳関門」と呼ばれるフィルターがあるそうです。血液中の酸素や重要な栄養素を脳細胞に到達させる一方、神経細胞を傷つける恐れのある病原体や特定の血中タンパク質をブロックしている関門です。
◆ストレスや加齢によって血液脳関門が損傷して正常に機能しなくなることが研究によって明らかになっています。その結果,血中タンパク質「アルブミン」の脳への侵入が生じ,アルツハイマー病につながっている可能性があるといわれています。
◆アルブミンの侵入によって引き起こされる一連の反応を阻止すると、年老いたマウスの脳は若返リ、健康を取リ戻すことがあるそうです。


アルツハイマー病の意外な引き金

配信 Willmake143

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