ペット信託

2022-03-22

ペット信託コロナ禍でペットを飼う人が増えています。犬や猫を飼うことは心身に良いと考えられる一方、健康に不安を抱えがちな高齢者には飼いにくい事情もあります。飼い主の「もしも」に備える「ペットのための信託」を2022年3月20日付の朝日新聞が紹介していました。

「ペットのための信託」は、家族の一員として愛するペットのため、あらかじめ老後の飼育資金を確保したり積み立てたりするとともに、飼い主が病気や長期入院、死去といった「もしも」に遭遇した時に、安心して暮らす場を確保する仕組みです。

NPO法人「ペットライフネット」(大阪市)は、8年前に「わんにゃお信託」を始めました。信託会社や定期預金を活用する五つの仕組みを用意しています。
将来の飼育費用を定期預金しておくのが「定期」コース。まとまった飼育資金や遺言書を準備すれば、比較的費用が抑えられます。
「信託」では資金管理を信託会社に任せられますが、手数料は必要です。ペットを飼い始めたばかりで、飼育費用をこれからためる人には「積み立て」もあります。
いずれの場合でも、飼い主が飼育困難になれば、ペットの所有権はNPOに譲渡され、NPOが里親へとつなぎます。


ペット信託里親はフードなどの基本的な費用の支払いを受けることになります。

大阪府で一人暮らしをする女性(70)は昨秋、生後3ヵ月の小型のミックス犬「ねね」を飼い始めました。
小型犬の平均寿命は約14年、最期まで飼うには不安がありました。
「1年後にどうなっているかわからんよ」と娘に勧められてNPOに相談、ペットのための信託契を結ぶことにしたそうです。

配信 Willmake143

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