認知症を防ぐカギは「耳」にあり!

2022-04-19

認知症を防ぐカギは「耳」にあり!年齢とともに「聞こえ」が悪くなる老化現象は誰にでも起こりますが、何も対処せず放っておくと認知症の大きな原因になります。
いま難聴と認知症の関連が注目されているという記事がサンデー毎日2022年4月24日号に載っていました。


認知症を防ぐカギは「耳」にあり!2017年7月、アルツハイマー病協会国際会議(AAIC)において、ランセット国際委員会が「難聴」は「高血圧」「肥満」「糖尿病」などとともに認知症の危険因子の1つになると発表しました。さらに20年には「予防可能な40%の認知症を起こす12の要因の中で、難聴は最も大きな危険因子である」という指摘がなされ、ますます難聴と認知症の関連が注目されています。

近年の研究によると、難聴によって、音の刺激や脳に伝えられる情報量が少ない状態になってしまうと、脳の萎縮や、神経細胞の弱まりが進み、それが認知症の発症に大きく影響していることが明らかになってきているのです。
医学雑誌ランセットに20年に報告されたところでは、認知症患者のうち、40%は予防し得た認知症だったと言われています。
つまり、ならなくていい認知症です。それらのうち、50歳から65歳の中年期の間の難聴に対処せず、放っておいた人たちが8%で最多です」と国立病院機構東京医療センター感覚器センター(耳鼻咽喉科)の神崎晶医師が指摘しています。

難聴は、小さな声が聞きづらい「軽度難聴」と「中等度難聴」(普通の会話が聞きづらい)、「高度難聴」(普通の会話が聞き取れない)、耳元で話されても聞き取れない「重度難聴」に分けられます。

アメリカ・ジョンズ・ホプキンス大のLin医師らの報告(11年)では、このうち軽度の難聴の人が放置した場合、認知症を発症するリスクは、標準的な聴覚の人の約2倍、中等度の難聴の人は約3倍、重度の難聴の人は約5倍にもなるといいます。


認知症を防ぐカギは「耳」にあり!要は中年期である45歳から60歳の難聴を予防することが、認知症予防の重要なカギとなるということです。
つまり、難聴を放置せず、対処することが、認知症予防にもつながるということです。

配信 Willmake143

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