アーモンドミルク シニアこそ飲むべき理由
最近、スーパーでアーモンドミルクをよく見かけるようになりました。牛乳と豆乳に続く “第3のミルク”として注目を集めるアーモンドミルクを週刊朝日2022年6月24日号が紹介していました。
アメリカでアーモンド農家の人たちの若々しさに気づき、約20年間アーモンドの研究を続けている慶応義塾大学医学部の井上浩義教授は「以前はアーモンドを粒のまま食べるのを勧めていましたが、子どもや高齢者の中には、粒をかみ砕きにくい人もいます。でも、アーモンドミルクなら摂取しやすくなります。
また、アーモンドミルクのほうが、そのまま食べるより栄養素の吸収率が2倍以上も上がるのです。ビタミンEは “若返りビタミン”とも呼ばれ、体内の酸化を防ぎ、細胞を若く保つ役割を果たします。
アーモンドはその含有量がトップクラス。ビタミンEは脂溶性ビタミンのため、食品の油や脂に含まれますが、年を取ると食事で脂をとること自体が苦手になりがち。
手軽にビタミンEをとれるアーモンドミルクは貴重です。植物などに多く含まれ、酸化しにくいオレイン酸はオリーブオイルでも摂取できますが、少し風味が強く、アーモンドミルクのほうが摂取しやすい。
私がアーモンドミルクを毎日飲んでいて実感するのは便通の良さ。市販のアーモンドミルクは粉砕したアーモンドを濾すので食物繊維が減ってしまいますが、私は自家製アーモンドミルク(別表)を作り、濾さずにドロドロの状態で飲んでいます。食物繊維をしっかりとれるのでおすすめです」と話しています。
アーモンドミルクは牛乳や豆乳に比べてカロリーや糖質量が圧倒的に低く、コレステロールもゼロ。たくさん飲んでも心配ないそうです。
井上教授は、「私が研究を始めたころは大都市でしか入手できなかったものが、今や全国のスーパーやコンビニで買えます。味もおいしいですし、ぜひ1日1本を習慣化してみてください」と話しています。
配信 Willmake143