野菜をよく食べる人は認知症のリスクが低い

2022-07-23

野菜をよく食べる人は認知症のリスクが低い野菜の摂取量が多い人は認知症のリスクが低いこと、また、野菜に含まれる栄養素の中にも、摂取量が多いほど認知症リスクが低くなるものが複数存在することが、日本人を対象とした研究で示されたということを大西淳子先生が2022年7月21日の日経グッデイで配信しています。

世界的な人口の高齢化とともに、認知症患者も増えています。認知症の危険因子として注目されているのが食習慣です。
これまでに行われた研究でも、野菜・果物の摂取量と認知症リスクの間には逆相関関係があることが示されていました。
しかし、それらの多くは欧米で行われた研究で、東洋人を対象とする分析はわずかしか行われていませんでした。
そこで九州大学などの研究者たちは、日本人の集団を24年間追跡し、野菜・果物と、それらに主に含まれている栄養素の摂取量と認知症の発症との関係を検討しました。

1日あたりの野菜と果物の摂取量を、関連が予想される多くの要因を考慮した上で分析したところ、野菜の摂取量が1日270gを超えたあたりから、あらゆる認知症のリスクは低下していました。


野菜をよく食べる人は認知症のリスクが低い全体の5パーセンタイルに相当する、1日あたりの野菜の摂取量が107gの人と比較した場合に、認知症リスクが有意に低かったのは、1日におおよそ400gを摂取している人だったそうです。

日本で推奨されている野菜の摂取量は1日あたり350gで、果物の摂取量は200gです。
そこで、摂取量が1日350g未満だった人と比較した、350g以上だった人のあらゆる認知症リスクを検討したところ、350g以上だった人で24%低く、両群の差は統計学的に有意になりました。

個々の栄養素と認知症リスクの関係を検討したところ、ビタミンA、リボフラビン、ビタミンC、マグネシウム、カルシウム、カリウムの摂取量が多いことは、あらゆる認知症リスクが低いことと有意に関係していました。
また、リボフラビンとカルシウムの摂取量が多いことはアルツハイマー病リスクが低いことと、ビタミンA、リボフラビン、ビタミンC、カルシウムの摂取量が多いことは、血管性認知症リスクが低いことと有意に関係していました。
食物繊維の摂取も、あらゆる認知症リスクとアルツハイマー病リスクの低下に関係する傾向がみられたそうです。

配信 Willmake143

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