フレイルを防ぐために今からできること

2023-01-24

フレイルを防ぐために今からできること年をとって寝たきりになるのは困ると思っている人は多いはずです。でも、寝たきりになるずっと前からその前兆である「フレイル」は始まっています。
フレイルとは、活動性や意欲の低下を含めた「心身の衰え」のこと。心身の衰えというと「わかっていても手の施しようがない」と思っている人も少なくないかもしれませんが、滋賀県立大学人間文化学部生活栄養学科の今井絵理准教授は、早い段階の対策が重要だと日経ヘルス2023年冬号で話しています。


フレイルを防ぐために今からできることまた、「放っておくと筋肉量が低下するサルコペニアや寝たきりの要介護状態に発展することもある。そうなってからでは回復するのは難しいので、その前段階のフレイルにすらならないよう、できるだけ早い時点でフレイルにつながる要因や予防策を見つけて対策に着手することが必要」と話しています。

今井准教授らは、地域在住の60歳以上の男女2614人のうち有効回答の得られた1007人を対象に、7年にわたって追跡した前向きコホート研究のデータを基に、日本人の食事や運勁といった生活行勣とフレイルの関係について調査を始めたそうです。

そこからわかってきたのは、フレイル予防にはどんなたんぱく質が重要ということでした。
たんぱく質は体を支える筋肉量の維持に不可欠で、筋肉以外にも皮膚や血管、骨、ホルモンなど全身を構成する材料として、またエネルギー産生の材料としても使われます。


フレイルを防ぐために今からできることところが、「植物性たんぱく質の摂取量は多くても少なくてもフレイルのリスクに大きな影響を与えなかったが、動物性たんぱく質の摂取量が少なくなると、明らかにフレイルの危険度が高くなった」と今井准教授は説明しています。

高齢になると粗食でいいと考える人もいるかもしれまいが、肉や魚などの動物性たんぱく質を摂るようにすると効率よくフレイルリスクを下げられるといえそうです。

配信 Willmake143

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