カロリーゼロはかえって太る!
2015-03-27
ビールは太る、というのがもはや定説になっているので、ビール腹になりたくないという恐怖から、糖質ゼロやカロリーオフのビールを、「ビール 腹」の改善・予防のために利用されている方が多いと思います。
しかし、2007年4月から2013年末までハーバード大学で肥満や老化などに関する研究に従事していた、この本の著者・大西睦子医師は、アメリ カ名門大学などでの研究結果を次々に示して、ビールは太るという定説に反論しています。
そして、「ビール業界が夏場に向けて、より多くの品種の低炭水化物ビールを宣伝しています。“低炭水化物ビールが健康的な選択” とあえて誤解させるように作られたマーケティング戦略であることを、私たちはオーストラリア人に警告する必要があります」というオーストラリア医薬品財団 の代表のコメントも、本の中で紹介しています。
アルコールはカロリーをたくさん含んでいて、通常のビールと低炭水化物ビールのアルコール含有量は、ほとんど差がないので、お酒を飲んだから太る とか、健康に悪影響とかいう議論において、重要なのはアルコールの量です。
だから、ビールやワインなどで、低炭水化物の方が健康などという説には、まったく証拠がありませんと書いてありました。
著者は、炭水化物制限より、健康的な生活を送るために大切なことは、筋肉の衰えを防ぐことだと言っています。毎日の適度な運動と栄養バランスの良 い食事で、サルコぺニア(筋肉量が減少していく現象)を予防していくことが、特に中高年層の方々にとっては、若さと健康の維持に不可欠なのです。 大西先生がすすめるハーバード流ダイエットは下記のようにすごくシンプルでした。
配信 Willmake143
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