高齢者の衰弱 “ フレイル ”
2015-08-17
年を重ねるごとに筋肉が減り、歩く速さが遅くなる。次第に身体の活動水準も低下する。高齢者の衰弱は、そのまま介護に向かう状態と考えられてき たが、運動や食事など積極的な対策によって予防や回復が可能と受け止められるようになってきたと、2015年8月16日の日経新聞が伝えていま す。
桜美林大学加齢・発達研究所の鈴木隆雄所長は、高齢者衰弱 “フレイル” の分りやすい判断基準として、歩く速度と握力の2つをあげています。
横断歩道の青信号は、毎秒1mの速度で渡れるように設計されており、横断歩道を渡れなくなると要注意です。
また、握力も50歳を越えたころから徐々に低下し、男性では26kg、女性では18kg未満になると支障が出る目安になっています。
フレイルを防ぎ健康を回復するには、やはり運動と食事が大切です。1日最低でも5000〜6000歩のウォーキング、筋肉のもとになるたんぱく質 の摂取などが大切だということです。
日本歯科医師会では、食欲の低下や食材の種類の減少などに注意を払う “オーラル・フレイル” という運動を始めています。
配信 Willmake143