スローカロリー
2015-08-30
約2万人を対象としたヨーロッパの研究によれば、食後血糖値が通常の人より高い人は、空腹時高血糖の人や通常の人より、心血管病や脳卒中などで 死亡するリスクが2〜3割高かったそうです。
食後高血糖はがんの発症リスクを高めたり、高齢者の認知機能に影響を与えるなど、様々な病気を引き起こし、進行させる可能性が高いことがわかって います。
そこで、糖質の吸収をゆっくりすることで健康を目指す取り組みとして、“スローカロリー” が2015年8月29日の朝日新聞に紹介されていました。
慶應義塾大学の勝川史憲教授は 「血糖上昇を抑制する食事で心臓病などのリスクを低下できる可能性があります」 と話しています。スローカロリーな食べ方のポイントは次の2つです。
具体的には、
1.サラダなどの食物繊維の多い野菜料理から、
2.たんぱく質中心のメインのおかずを経て、
3.ごはん、パン、めん類などの糖質中心の主食 という順番です。
この順番でゆっくり食べるだけなので、料理ごとの栄養バランスやエネルギー量などを細かく計算することのない手軽さが、評価されていると勝川教授 らが参加しているスローカロリー研究会のホームページには書かれていました。
配信 Willmake143