老後破産

2015-09-15

老後破産
老後破産年金生活者が些細なきっかけで陥る老後破産。平均的な年金支給、自宅を所有、ある程度の預貯金・・・それでも防げない老後破産を、去年9月に NHKスペシャルが 「老人漂流社会〜老後破産の現実〜」 と題して放送しました。
その放送内容が、2015年7月に書籍化されました。本の副題は、長寿という悪夢 です。

厚生労働省は、2015年7月30日に、2014年における日本人の平均寿命が、男性で80.50歳、女性で86.83歳であることを発表しまし たが、これだけの長寿な生活を公的年金で支えることができるかどうかが問題となっています。
政府が2014年に実施した公的年金の財政検証では、年金制度は 「100年安心」 で、公的年金の給付による所得代替率(年金受取額を現役時代の平均年収と比較した水準)を50%に維持するとうたっています。
しかし、これは現在の多様な雇用形態に合致していないと、多くの専門家が批判していて、ニッセイ基礎研究所の中嶋邦夫氏も 「30年後の年金受給額は、今より実質2〜3割減る」 だろうと日経ビジネス2015年9月14日号で述べていました。
また同誌は、住宅ローンの早目の完済と年月をかけて継続的に投資する資産運用が老後のマネープランにおいて大切だというファイナンシャルプラン ナーの話も紹介していました。
長寿を悪夢にしないために、できるだけ長く働ける、健康づくりが、最強・最善の策と思われます。

配信 Willmake143

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