スマホ認知症
2018-03-18
日テレNEWS24が、2018年2月28日に働き盛りの世代の人に 「スマホ認知症」 の症状を持った人が増えていると伝えていました。
そして、週刊朝日2018年3月30日号が 「スマホ認知症が高齢者を襲う」 という記事を載せていました。スマホ認知症とは、スマートフォンでインターネットを過度に使用し続けたことによって、脳が疲労を起こしていて、そのため、物忘れや感情のコントロールができない、自分らしさを失うといった、うつ病や認知症と同じ症状を引き起こしていることだそうです。
スマホの登場で現代人は “情報入手” だけが多い状態になっています。そもそも、人が物を記憶するためには、脳内で三つの作業が必要だそうです。
一つ目が見聞きしたことや経験をインプットして覚える 「記銘」。二つ目が覚えた情報を仕分けして脳の図書館へ保管する 「保持」。三つ目が図書館から必要なものを探す 「検索・取り出し」です。
物忘れのタイプは、どの行程が障害を起こすかで決まります。 「今朝、ご飯を食べたことを忘れる」 アルツハイマー型認知症の物忘れは、「記銘」作業の障害。ど忘れや脳過労によるもの忘れは、「検索・取り出し」機能が落ちているだけで、あとは正常。「スマホ認知症」は後者のタイプです。
食事の間もベッドやトイレでもスマホを手放さない生活では、脳の整理、処理が追いつかない。脳の図書館は、あっという間にゴミ屋敷へ早変わり。物忘れやミスを繰り返す。そして、うつにつながりやすいという。
2017年2月、日本医師会と日本小児科医会が過度のスマホの使用を警告するポスターを作りました。
全国の小中学校で、学力と学習状況を調べた結果、スマホなどの利用時間が長いほど平均正答率が低い傾向があった、と解説していました。衝撃的な内容に、ネット上でも議論が起こったそうです。
配信 Willmake143
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