サラサラ唾液はアンチエイジングの秘訣
長生きとアンチエイジングの秘訣は、サラサラ唾液にあった!という記事が週刊朝日2018年6月29日号に載っていました。
唾液は1日にどのくらい分泌されているかご存知ですか?日本大学歯学部摂食機能療法学講座の植田耕一郎教授は
「1〜1.5リットルくらいですね。ペットボトル1本分の唾液が、毎日私たちの体の中で作られています」と記事の中で述べています。
唾液には口の中をきれいにする自浄作用があります。唾液の分泌が減ると、さまざまな問題が起こります。
高齢者にとって一番こわいのは、誤嚥性肺炎のリスクが高まることではないかと記事には書いてありました。
「そのようなリスクを回避するためにも、若いうちから唾液の分泌には気をつかいたいですね。
唾液が増えれば口の中の細菌が減り、虫歯や歯周病を防ぐこともできます。その歯周病を防ぐということは、糖尿病や動脈硬化を予防することにもつながってくるのです。
唾液の分泌を促すことは、健康に長生きするためにとても大事なことなのです」と植田教授はいっています。
記事の中で、植田教授は唾液の分泌を促進する唾液腺マッサージを紹介していました。
耳下腺、顎下腺、舌下腺。この3大唾液腺を指で刺激して、唾液の分泌を促しましょう。
唾液にはサラサラした “サラサラ唾液” とネバネバした “ネバネバ唾液” があります。
口の中を洗浄し、中性に保ってくれるのはサラサラ唾液です。耳下腺から出る唾液はほとんどがサラサラ唾液だそうです。
「なので、耳下腺を中心にマッサージをしていただくといいと思います。
耳下腺を刺激するには、ちょうど頬の中央に当る部分を指でマッサージすることです。
自分で“口の中が渇いているな”と感じたときは、ぜひやってみてください」と植田教授はすすめています。
人はストレスを感じると交感神経が優位になります。交感神経が刺激されるとネバネバ唾液が分泌され、サラサラ唾液の分泌は減少します。
心身がリラックスすれば、交感神経ではなく、副交感神経が優位になります。副交感神経が刺激されると、サラサラ唾液が分泌されます。
口の中の衛生状態を保つには歯磨き等も大事なことですが、“まずはストレスコントロール”ということを覚えておきたいですねと書いてありました。唾液は健康のバロメーターです。
配信 Willmake143