命を縮める睡眠負債
2018-07-08
週刊朝日2018年7月6日号の特集は 「命を縮める睡眠負債」 でした。1年前の6月18日にはNHKスペシャルでも 「睡眠負債が危ない〜“ちょっと寝不足”が命を縮める〜」 を放送していました。
そして番組では紹介しきれなかった取材を加えて書籍化もされています。その本には、こう書かれていました。
「きちんと寝ているはずが、通勤時間や仕事中につい、うとうとしてしまう」「仕事や家事で、思わぬミスをしがち」「特に原因が見当たらないのに疲れやすい」
こうした症状に少しでも心当たりはあるだろうか。もしかしたら、その不調は「睡眠負債」が原因かもしれない――。
毎日1、2時間程度のちょっとした睡眠不足が、まるで借金(負債)のようにじわじわと蓄積されていく。
いま睡眠研究の分野では、こうした「蓄積した睡眠不足」のことを睡眠負債 と呼び、対策の重要性が叫ばれるようになっている。
睡眠負債は、自分でも気がつかないうちに脳のパフォーマンスを低下させてしまう。その結果、知らず知らずのうちに仕事や家事の能率が低下することになるのだ。
そればかりか、命にかかわる病気のリスクが高まることにつながりかねない。
最新の研究によって、睡眠負債が続くと認知症の原因とされる物質が脳に蓄積しやすくなることや、がん細胞の増殖を加速させることもわかってきたという。
この私たちの健康を蝕む深刻な脅威に対して、世界中の研究者が警鐘を鳴らし始めていると書いてあります。
本には25万人超が参加した睡眠負債リスクチェック表が紹介されていました。
配信 Willmake143
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