香りの健康法

2019-03-19

香りの健康法
香りの健康法毎日新聞系列の週刊誌サンデー毎日の2019年3月17日号に、“脳を活性化する香りの健康法”という記事が載っていました。
「香り」を感じるには、嗅覚が重要な役割を果たします。しかしその嗅覚は、年とともに徐々に衰えていきます。
白内障などで目が見えづらくなったり、耳が遠くなるように、香りを嗅ぎ分ける力は一般的に70代頃から低下すると書いてありました。

香りを科学的に研究する東京大大学院農学生命科学研究科の東原和成教授はこう指摘しています。
「食事がおいしくなくなってきたら要注意です。おいしさを感じる要因として、五感の中でも嗅覚が非常に重要です。試しに鼻をつまんでお茶を飲んでみてください。あまり味を感じないでしょう。高齢者が食事をおいしくないと感じるなら、香りを感じる能力が低下し、脳に変化が起きているかもしれません。実はおいしくない、つまり嗅覚の低下は、認知症の初期症状の可能性もあるのです。食に対する嗜好の変化は、脳の変化による可能性があります」と東原教授は語っています。
嗅覚が落ちるほど死亡率が高くなるという報告もあります。年とともに衰えていく嗅覚を維持するにはどうすればいいのでしょうか。


香りの健康法東原教授は、「食事の時に香りを楽しむこと」とアドバイスしています。
まず食事では純粋に香りに集中してみる。新鮮な野菜や肉、魚など、いい食材は噛むことが大事。咀嚼すると食材の中に閉じ込められていた味物質と香り物質が飛び出して一層おいしくなります。噛んで味わって、香りを感じるというステップを踏むのは脳の活性化につながります。

記事の中で、日本アロマ環境協会の公式テキストから目的別に合わせたアロマオイル活用法が紹介されていました。
忙しい現代では、どうしても視覚、聴覚に頼って神経がすり減りがち。
嗅覚を含めて五感をバランスよく働かせて「その日にフィットする香り」を選ぶことが、脳の活性化と心身の豊かさにつながるだろうと記事の最後には書いてありました。



香りの健康法

配信 Willmake143

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