音楽療法
2019-10-24


一般社団法人・日本音楽療法学会名誉理事長で、聖徳大名誉教授の村井靖児先生(音楽学・精神医学)は、「認知症の人は、その瞬間のことは脳に記せなくても、昔の記憶は消えていない。昔、よく聴いた歌は覚えているんです。みなさん、歌っている時は実にいい表情をしていますよ」と述べています。
ポイントは、しっかり自分で発声すること、そして歌詞の味わいを得て、心を奮わせることだそうです。
歌うことで、懐かしい世界にひたる「精神的反応」、他人と一緒に行動することで心のつながりを得る「社会的反応」、そして喉を使うことで喉の筋力を維持し誤嚥を防ぐといった「身体的反応」が得られるというのが村井先生の見解です。

緊張やストレスのある状態や寝不足が続くと、交感神経が優位となり血流が悪くなったりします。副交感神経を優位にすれば、それは解消されます。
そこで、和合先生は、副交感神経を刺激するツールとして音楽に着目したのだそうです。和合先生は和音が多く、特に倍音が発生しやすいモーツァルトの楽曲をすすめています。
配信 Willmake143