感染症広がる冬にビタミン・ミネラルの摂取を
2020-11-06
新型コロナウイルスに加え、これからの季節は風邪やインフルエンザが本格的な流行期を迎ます。
通勤で人混みが避けられない人や、受験を控える家族がいる人は不安なシーズンかもしれません。
身近な食品成分であるビタミンやミネラルの中には、不足すると感染リスクが高まる一方で、一定以上の量をとることで防御力を上げられる可能性を持つものがあります。
免疫に関する最新データをもとに、賢いビタミン・ミネラル摂取を2020年11月4日のNIKKEI STYLEが紹介していました。
イギリス、米国、ニュージーランド、オランダの栄養と免疫の研究者たちが、これまでに発表された研究をもとに議論し、「最適な免疫機能をサポートするために必要な栄養素と、その推奨摂取量」を掲載した論文を、『Nutrients』という栄養関連の国際的学術誌に発表したそうです。
免疫系の細胞や組織をサポートし、不足や欠乏が免疫機能に悪影響を及ぼして感染症に対する抵抗力を低下させる可能性がある微量栄養素として下記を挙げています。
ビタミンA、B 6、B 12、葉酸、C、D、E、ミネラルでは亜鉛、鉄、セレン、マグネシウム、銅。
これらは、バランスのいい食事に加えて、多種類を含有するマルチビタミン・ミネラルサプリなどを用いて、不足しないように気を付けるべきだ、としたうえで、特に、下記(表)の成分に関しては、個別のサプリメントなどでしっかりとることを薦めています。
さらに、新型コロナ感染後に起きることがある炎症の抑制に寄与することで、重症化リスクを下げる可能性があるω(オメガ)3脂肪酸のEPA、DHAの摂取も推奨に加えている点は注目に値します。
どの成分の推奨量も、「日本の食事摂取基準2020年版」が定める耐用上限量内に収まっているので、試してみてもいいかもしれません。
配信 Willmake143
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