寒い季節は痔に注意
2020-11-23
寒い季節になると血行不良を招き、痔(じ)に悩む人が多くなります。
今年はコロナ禍による在宅勤務で運動不足の人が増え、リスクも高くなっています。
適切な予防法が、2020年11月21日付の日経新聞で紹介されていました。
痔は「3人に1人は経験する」とされ、起こりがちな病気です。
寒い季節は「血行が悪くなって肛門のうっ血が進み、水分をとらなくなって便が硬くなることでも痔になりやすい」とJCHO東京山手メディカルセンター(東京・新宿)大腸肛門病センターの山名哲郎センター長は話しています。
痔は大きく、いぼ痔(痔核)、切れ痔(裂肛)、痔ろうの3種類に分けられます。
最も多いのはいぼ痔です。痔になる最大の原因は便秘などの排便習慣の乱れにあります。
排便時間が長いと肛門に負担がかかり、うっ血も進みます。排便時間は3分以内が理想。
ただ、無理に出そうといきむことが痔の原因になるので、出ないときはしつこくがんばらず、次の機会を待ちましょう。
毎日排便しなければと、強迫されるように考えるのも良くありません。回数よりも大切なのは便の形状。
なめらかなバナナ状の便が出るなら2〜3日に1回でも問題ないそうです。
便秘を防ぐには便意を感じたとき、すぐにトイレに行くことが大切です。食生活では暴飲暴食を避け食物繊維を積極的にとることも大切です。
便秘を防ぐためにも、ある程度はご飯を食べたほうがいいそうです。
よくかむことで少ない量でも満足でき、腸の動きも良くなるからです。
また、水分が不足すると便が硬くなり便秘になりやすいので。1日1.2〜1.5リットルの水分をとることをすすめています。
症状が軽い場合は生活習慣だけで改善することも多い。座りっぱなしなら、1時間に1回は立つようにする。
入浴は血行を良くするので、痔の予防や改善に役立つと記事には書いてありました。
配信 Willmake143