GO TO 歯医者!

2020-12-13

GO TO 歯医者!
GO TO 歯医者!サンデー毎日の2020年12月20日号は、次のような文章から始まる記事を載せていました。
「本格的な冬の訪れとともに新型コロナウイルス感染症が再び猛威をふるい、GOTOトラベルもイートも混乱を極めている。だが、ぜひ出かけてほしい場所がある。歯医者だ。放っておけば口内の歯周病菌や虫歯菌などが新型コロナ感染症を誘引し、重症化にも繋がるという」。


GO TO 歯医者!気温が下がり、空気が乾燥した冬を迎えて新型コロナウイルス感染者数は増加の一途をたどり、ついに第3波が襲来しました。
一部の医療機関でクラスター(感染者集団)が出たことから、今年3月以降は病院の受診をためらう人が増えています。とりわけ患者数の減少が顕著なのが歯医者だと記事には書いてありました。

7月下旬、神奈川県保険医協会が県下の開業歯科医師に「外来患者数が減ったか」というアンケートを実施したところ、前年同月比で「減った」と答えたのは3月で72%、4月と5月でそれぞれ95%、緊急事態宣言が明けた6月でも68%に上ったそうです。
さらには「患者自身が受診を控えたことによると思われる受診の遅れ、重症化事例はあったか」に対し、全ての医科の中で最も多く「あった」と答えたのが歯科でした。実に59%にも及んでいます。

マスク暮らしとは対極ともいえる口を開けての歯科治療には、及び腰になる人がいるのも想像に難くありません。
だが、そういった受診控えこそ、逆に多くの問題を引き起こしていると警鐘を鳴らすのが、鶴見大歯学部探索歯学講座の花田信弘教授です。
「主に歯周病の悪化や急性増悪が見られます。また、虫歯が進行することによって神経や歯を抜かねばならなくなる人が増えています。

新型コロナの第3波を乗り切るには、むしろ口腔ケアが欠かせないのです」。花田教授は「新型コロナ感染症については分からないことが多い」と前置きしつつ、口腔内の細菌が新型コロナ由来の肺炎を重症化させる恐れを指摘しています。
「実際、海外ではそのような臨床報告が上がってきています。イギリスでは細菌性肺炎患者に多くの口腔常在菌が見つかったとの報告もありました」と花田教授は話しています。

配信 Willmake143

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