食べる瞑想
2021-02-24
家庭画報2021年3月号に食べる瞑想が紹介されていました。「食べる」という日常的な行為も、五感を研ぎ澄ませて、一口ずつ、丁寧に味わえば立派なマインドフルネスの練習になるそうです。
「食べること」は味、匂い、色や形、触感、噛む音などにより五感が刺激される行為です。
食べる瞑想(マインドフル・イーティング)は、五感を研ぎ澄ませて食べる動作を丁寧に行い、一つ一つの感覚に注意を向ける瞑想です。
その過程で生じる感覚やイメージには「よい・悪い」の価値判断をせず、受け入れたら手放して次の動作に移ります。
この練習がありのままの自分を評価せずに受け入れるマインドフルネスの習慣につながると書いてありました。
食べる瞑想が身につくと少量で満足感が得られ、ダイエットにも効果的だそうです。
アメリカの研究ではマインドフル・イーティングの実践者は血糖値をコントロールできる割合が高いとの結果も出ています。
海外のマインドフルネス・プログラムではよくレーズンを用いますが、節分の豆まき用の大豆、一箸のご飯、ミニトマトなど何でも応用が可能です。味覚や嗅覚を刺激しすぎない淡泊な昧や匂いのものが適しています。
「香りの瞑想」も紹介されていました。目を閉じ、深呼吸をします。
アロマオイルなどを鼻に近づけ、香りを楽しみます。それに伴う思考(成分は〇〇のようだ、高原のイメージが浮かぶなど)を観察します。
次に感情(心地よい、穏やか、怒り、焦燥感など)の状態を観察します。
最後に10秒ほど頭のてっぺんからつま先までスキャンするように注意を向け、体の感覚(肩がこっている、腰が重いなど)を受け止め、深呼吸をしてすべての感覚を手放します。コーヒーやハーブティー、お線香の香りなどで応用することもできるそうです。
配信 Willmake143
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