シニアとサングラス

2022-07-12

シニアとサングラス4月ごろから照射量が増加し、9月ごろまで多い状態が続く紫外線から大切な目を守るためにサングラスについての記事が週刊朝日2022年7月15日号に載っていました。

紫外線対策に欠かせないアイテムの一つにサングラスがあります。海外では多くの人がかけていますが、日本人は抵抗感を持つ人が少なくありません。
「気取っているように見える」など、見た目の印象から敬遠されがちですが、サングラスには紫外線から目を保護するという大切な役割があります。

サングラスはファッション性が高いアイテムということもあり、百貨店や雑貨店などで購入する人も少なくありません。
眼鏡も度付きサングラスも医療機器なので、度付きのサングラスを考えているなら眼鏡作製技能士という国家資格を持っている人が在籍する店で眼鏡やサングラスをつくると安心です。
ただし、眼鏡のスペシャリストですが、目の病気の発見や治療はできません。

眼科専門医でみさき眼科クリニック院長・石岡みさき医師は、「特にシニア層で眼科にかかっていない方は、1回は眼科に来てほしい。
眼鏡をかけても視力が出ない場合は目の病気の可能性があります。また、そのときに眼底写真を撮ることをおすすめします。緑内障などの早期発見につながるからです」と話しています。
最近は、眼鏡店で測定を行い、その場で眼鏡を作る人が多いですが、本来は眼科で眼鏡の処方箋を作ってもらい、それに基づいて眼鏡店で眼鏡を作るものです。
サングラスでも度付きを考えているなら、信頼できる眼科で処方箋を作ってもらうのも一つの方法です。


シニアとサングラス石岡医師は、サングラスを選ぶにあたり、色が濃いレンズのほうが、紫外線をカットできると勘違いしている人が多いと指摘します。
色と紫外線カットの性能は関係なく、紫外線カット効果のあるレンズを選べば大丈夫です。紫外線透過率が数字で表示されていて、低いほどレンズの性能が優れていることを意味します。

気になるのは紫外線と目の病気の関係性ですが、紫外線を長く浴び続けると、白内障や黄斑変性症(視力の低下や視界のゆがみが起こる)などの一因になる可能性があるといいます。
サングラス選びを機に、目の検査をして、目の保護について改めて考えてみて下さい。

配信 Willmake143

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