Posts Tagged ‘口腔ケア’
口腔ケアを怠ると・・・
口の中を清潔にする口腔ケアは、虫歯や歯周病予防のためだけに必要なのではありません。口の中の細菌は全身の病気や生活の質に影響し、たとえ口から食べられない人にとっても重要なのです。介護が必要な人に行う毎日の口腔ケアのポイント、歯科医院に行けない人が治療を受ける方法を取材した記事が通販生活2019年夏号に載っていました。
記事のタイトル「口腔ケアを怠ると誤嚥性肺炎、認知症、心疾患等の危険性が高まる」でした。
8020推進財団専務・高野直久先生は、こう指摘しています。「口の状態の良し悪しが全身の病気に関わることをご存知でしょうか。口腔内の衛生状態が悪いと、唾液や食物に細菌が混じり、それが誤って気管に入ってしまう誤嚥性肺炎を引き起こしやすくなります。誤嚥性肺炎で死に至る人もいるため、口腔ケアは非常に重要です」。
口腔ケアには、口の中をキレイにすることだけでなく、噛んだり飲み込んだりの機能を高める目的も含まれます。
具体的にはどうすればいいのかという質問に高野先生は、こう答えています。
「歯科医師や歯科衛生士によるプロのケアと、家庭における日常のケアの両方が必要です。
むし歯や歯周病の有無、入れ歯の有無、噛む力や飲み込む力など、口の状態は人によって異なりますから、まずは歯科医師に相談して、その人に合った適切な口腔健康管理(口腔機能管理、口腔衛生管理、口腔ケア)を教えてもらってください」。
「健康」と「要介護」の中間の「虚弱な状態」を「フレイル」と言います。フレイルの中でも比較的早く現れるのが「オーラル(口腔)フレイル」です。
オーラルフレイルは、「食べこぼしが増えた」「硬いものが噛めなくなった」「むせる」「滑舌が悪くなった」などの兆候があり、進行すると物をうまく食べられなくなって低栄養状態に陥ります。
こうしたオーラルフレイルを予防するために、口の周りの筋肉を鍛え、唾液がよく出るようにする体操とマッサージが記事の中で紹介されていました。


配信 Willmake143
口の機能を支える化粧
クロワッサンの2015年7月25日号が、資生堂が取組んでいる “化粧療法” を紹介していました。
資生堂で高齢者に対する化粧療法の研究をすすめている池山和幸さん(医学博士・介護福祉士)は、「口腔ケアというと、歯、歯ぐき、舌など口の中の お手入れが思い浮かびますが、同じくらい大切なのが、笑う、話す、食べるなどお口の働きをケアする “機能的” 口腔ケア。化粧には、この機能を維持・向上させる力があることがわかってきました」 と語っています。
スキンケアからメーキャップまでの一連の化粧には、唾液分泌を促す効果が期待できるそうです。スキンケアの際、唾液腺の3つの部分(イラスト参 照)を意識して、マッサージするだけです。
また、メイクの過程でチークを頬の高い位置に塗るために口角を上げる表情をしたり、完成した顔を見てにっこりするなどの表情筋を使うことも唾液腺 の刺激につながります。
美容教室の参加者を対象にした調査で、化粧品を肌に塗る際、指先の温かさや化粧水などの冷たさが、肌の末梢神経への温度刺激になり、結果的に嚥下 の力を引き出してくることが明らかになっているとのことです。
化粧は、「おいしく食べて健康に長生き」 というシニア世代のニーズにも応えられる力を持っています。
「きれいでいられ、副作用もない。加齢ともに、化粧の意味や価値は新たな深さや重みを持ちます。年だから化粧なんて、ではなく、最期まで自分らし く年を重ねるために、日々の化粧の習慣をずっと継続してほしいと思います」 という池山さんの言葉で、記事は締めくくられていました。

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歯磨きで認知症を防ぐ
日本抗加齢医学会は、一般の方々にも正しいアンチエイジング医学を理解していただけるよう、専門的な情報をわかりやすく解説した 「アンチ・エイジング医学」 という雑誌を2ヶ月に一度、発行しています。ノーベル賞受賞者の山中伸弥京都大学教授の対談記事も載っている2015年4月1日号の特集は、「口腔機能のアンチエイジング」 でした。
特集論文の中には、“歯磨きで認知症を防ぐ” という面白い内容の論文がありました。著者は東北大学老年科教授だった佐々木英忠先生です。
佐々木先生は 「これまで多くの報告から、日常生活の活発な高齢者ほど、肺炎になりにくく、認知症も少なく、長寿を保てるとの一致した成績がある。
肺炎になりにくいということは、口腔や気道にサブスタンスPというホルモンが多く、誤嚥しにくいということを意味している。
日常生活が活発ということは、全身にサブスタンスPというホルモンが多く、脳にも多いと予想される。脳内のサブスタンスPが多ければ、アルツハイ マー病にもかかりにくくなろう」と書かれています。
口腔ケアを行うことにより、唾液中のサブスタンスPの濃度が高まるそうです。また口腔を刺激することにより、口腔領域という脳の最大の領域を活性 化させることができるそうです。
口腔は、動けなくなった高齢者の認知機能を低下させないように、口腔ケアという最小の労力で最大の脳の刺激という効果をもたらす、最も刺激しやす い部位と考えられます。
歯磨きでの口腔刺激が、サブスタンスPというホルモンを増やすというのは画期的な知見だと、順天堂大学大学院の堀江重郎教授も言っています。
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アルツハイマーは脳の糖尿病だった
食べすぎや運動不足など生活習慣の乱れによって起こる?型糖尿病。?型糖尿病はメタボになった結果、内臓脂肪が蓄積し、血糖値を下げるインスリ ンホルモンが効きにくくなることで発症します。脳の病気であるアルツハイマー病も?型糖尿病を引き起こす生活習慣と同じ要因によって起こるということが最新の研究で明らかになってきたそうで す。
では、どうすれば?型糖尿病を防げて、アルツハイマー病にもならないか?大阪大学大学院医学研究科の森下竜一教授が最新医学の裏づけをもとに、誰 もが実践しやすい形で紹介したのが「アルツハイマーは脳の糖尿病だった」という本です。2015年1月15日に出版されました。第6章には年代別 で気をつけたい生活習慣が載っています。

147ページには、糖尿病にならないようにするには、歯磨きなどを励行して、口腔ケアを心がけることも大切だと書かれていました。
配信 Willmake143
大人の虫歯ケア
NHK Eテレの健康情報番組 「チョイス@病気になったとき」 が2014年6月から8月の放送内容に、あらたな情報を加えて1冊の雑誌になっています。その中で、“大人の虫歯ケア” が取り上げられていました。
「歯を失う原因」 として最も多い歯周病が、いま注目されていますが、二番目に多い虫歯も成人では8割の人にあり、とくに45歳以上では過去の調査に比べて、増加していると 書かれていました。
また歯周病、知覚過敏、虫歯の問題は、原因や対処法は異なるものの相互に関連しあい、同時に起こる場合も多いため、総合的な口腔ケアが重要ですと も書かれていました。
きちんとケアをして、危険な 「酸蝕歯」 を遠ざけて起こさないようにするということです。
酸蝕歯とは、歯に残った歯垢(プラーク)の中で、虫歯菌が糖を栄養にして酸をつくりだし、歯のエナメルを溶かしていくことです。
糖と酢(酸)がいっしょになった寿司は酸蝕歯を招く “危険な” 食べ物ということになります。
炭酸飲料や柑橘系のジュース、スポーツドリンク、アルコールなども口の中を 「酸性」 にします。虫歯ができにくい状態を保つために、だらだら飲み続けない。飲んだ後は、口をすすぐか、水や緑茶を飲む。
そして、ガムを噛むことを記事の中では、すすめていました。ガムを噛むことをすすめるのは、唾液は口の中で酸を中和し、唾液に含まれるミネラルが 歯の石灰化にも役立つからです。
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歯科治療の凄い技術
週刊現代2014年3月8日号に “最新版 歯科治療の凄い技術” という特集が載っていました。凄い技術として紹介されていたのは、「エムドゲイン療法」「バイオ・リジェネレーション」と呼ばれる歯周組織再生療法です。
歯周病によって失われた歯槽骨(歯を支える骨)や歯肉などの歯周組織をよみがえらせるゲルを塗布する治療で、東京医科歯科大学歯学部付属病院など で行なわれています。
マイクロスコープを使った根管治療も紹介されていました。むし歯が悪化すると、歯の根管にある歯髄まで取り除かなくてはならないが、マイクロス コープによって最大約20倍まで根管の入り口を拡大できるようになり、根管治療は飛躍的に進歩したと日本大学歯学部の辻本恭久教授は語っていまし た。
鶴見大学歯学部の花田信弘教授が開発したスリーディーエスという口腔ケアも取り上げられていました。歯周病菌は、糖尿病やアルツハイマー病を悪化 させるとも言われており、その予防にもなるスリーディーエスは画期的な口腔ケアだと花田教授はいっています。
スリーディーエスは殺菌消毒剤を入れたマウスピースを上下の歯に5〜10分はめておくだけの予防方法で、これを毎日続けることによって除菌が可能 になるそうです。最期まで自分の歯で暮らせるよう、最新歯科治療は驚くほどの進化を続けています。
配信 Willmake143
健康の入り口は歯
2014年2月16日(日)に 「駆け込みドクター」 という番組が “健康の入り口は歯” というテーマで放送されました。循環器科と消化器内科と内科の医師と歯科医師3名が専門家の立場から、歯が健康に及ぼす影響について解説していました。
循環器科の池谷医師は、歯周病は2型糖尿病の合併症の一つといわれていて、糖尿病があると歯周病が悪化しやすいと以前からいわれていた。しかし近 年は、歯周病があると2型糖尿病の発症のリスクを高め、糖尿病の症状を悪化させることがわかってきたとコメントしていました。
また消化器内科の大竹医師は、食道がんは歯周病と関連があるという研究データがあって、食道がんの細胞から多くの歯周病菌が確認されていると 語っていました。すい臓がん、腎臓がん、肺がん、血液のがんと歯周病との関連を示す男性のみの研究データもあるそうです。
内科の森田医師は、高齢者は喉の働きがうまくいっていないことが多いので、口の中の汚れが気管とか肺に入って誤嚥性肺炎をおこしてしまう。それが 死亡原因にならないよう口の中はきれいにしておいた方がいい。特にお年寄りの口腔ケアは大切だと訴えていました。
“健康の入り口は歯だ” ということを内科などの先生たちが言い始めていることが注目に値します。
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中高年の賢い薬の飲み方
2014年2月にPHP新書の「薬は5種類まで〜中高年の賢い薬の飲み方」という本が書店に並びました。
本の内容紹介には「年々、飲む薬が多くなっていませんか?薬は種類が増えるほど、副作用のリスクが高まります。それらを病気と勘違いし、さらに薬 が増えてしまう。そんな悪循環が起きているのです。
年だからと思われがちな物忘れや認知症、転倒なども、薬の飲みすぎによる弊害かもしれません。本書では、賢い薬の飲み方を伝授します」と書かれて います。
著者は、日本老年医学会で薬物療法のガイドラインを中心になって作成した東京大学大学院の秋下雅弘教授です。
秋下教授は、薬は適切な使い方をすれば、病気の治療や生活の質の向上に必ず役立つので、かかりつけの主治医や近くの薬局の薬剤師さんに相談して下 さいといっています。
また秋下教授は、口腔ケアは肺炎ワクチンより効果があるので、体の健診と同じように歯科健診を習慣にしておけば、肺炎など重篤な病気になって、高 い医療費を払うリスクが軽減できますともいっていました。
配信 Willmake143
長寿のカギは「清潔な口」と「のみ込む力」
週刊朝日2014年2月7日号は、「口腔ケア」を特集していました。日本人の死亡原因の第3位は肺炎です。そして高齢者の肺炎の8割以上は「誤 嚥性肺炎」といわれるものです。
口の中の細菌と一緒にのみ込むので、口の中の細菌の数が多いほど誤嚥する細菌の数も増え、肺炎を起こすリスクは高くなります。
しかし、口腔ケアで細菌数を減らすことで、「感染による発熱や肺炎を予防できることが、研究によって実証されていると書かれていました。
また口腔ケアの成果でしっかり噛んで食べられるようになれば、認知機能が向上することもわかっています。
しかし「しっかり噛むことができても、のみ込めなければ食べるとはいえません」ので、50代以降は嚥下の訓練も含めた広い意味での口腔ケアが必要 ですとも書かれていました。
全身麻酔の手術で気管内にチューブを挿入するときに、口の中の細菌が一緒に気管内に運ばれることで、手術後に肺炎を引き起こす可能性があります。
そこで「治療前に歯や歯肉の病気を治し、口腔ケアで状態をよくしておくことは、治療を成功させるうえできわめて重要な役割を果たす」という考えに もとづきに県立静岡がんセンターでは設立当初の2002年から、口腔ケアを組み入れたがん治療を実施しているということも特集の中で紹介されてい ました。
配信 Willmake143
インプラントを長くもたせるために
週刊朝日は “知って得する!新名医の最新治療” を連載していますが、2013年12月6日号ではインプラントをとり上げていました。
インプラント治療を受けることで、噛む機能を回復することができる。歯を失った人にとって、この喜びはとても大きい。そのインプラントを長くもた せるためには、歯科医院での定期検査とかみ合せのチェック、メンテナンスのほか、患者自身による毎日のプラークコントロールが欠かせない。
インプラント治療は、「定期的な歯科医院への通院」と「毎日のセルフケア」の両軸が前提になっていると書かれていました。
ところが、高齢になるとこの前提が崩れてしまうことがあると日本大学歯学部歯科病院の萩原芳幸さんが言っています。
高齢になると、認知症や脳卒中で介護が必要になることもあるし、がんなどの大病を患えば、長期の入院も必要になったりして、適切にインプラント治 療が行なわれていても、歯科医院への通院や口腔ケアができなくなったりするからです。
こうした高齢になってからのリスクにどう対応するかを考えておく必要があります。記事の中の、インプラントの「長く安全な使用は、患者と歯科医師 の二人三脚が鍵」だという言葉はとても大事な言葉です。
配信 Willmake143
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