歯の本数と転倒の関係
2016-02-07

愛知県内に住む65歳以上の高齢者を対象に4年間追跡した国の研究班の調査結果などを分析したところ、歯が19本以下で義歯もない人は、歯が20 本以上ある人に比べ、転倒するリスクが2.5倍と高くなることが分かったそうです。
若井建志・名古屋大学教授(予防医学)は 「歯を失う人は骨自体が弱かったり、歯がなくなって体力が落ちたり、体のバランスが悪くなったりして、転びやすくなるのでは」と推定しています。
また山本龍生・神奈川歯科大学教授(社会歯科学)は、脳卒中、認知症、転倒・骨折、関節の疾患が要介護の原因の約6割を占めるが、こうした疾患の 半分近くが歯の喪失と関係しているとみています。
2016年2月2日放送の 「みんなの家庭医学」 のテーマは “顔の○○が弱ると全身が衰える!” でした。
全身が衰えるある部分とは舌のことです。舌は、目に見える部分だけでなく、のどの付け根あたりまで大きくつながった筋肉のかたまりです。その舌の 筋力が弱ると、物が食べづらくなるだけでなく、全身の筋力の衰えにつながってしまうという内容の番組でした。番組内で、弱った舌の筋力を簡単に蘇 らせる方法が紹介されていました。
配信 Willmake143
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