たんぱく質ファースト
2020-01-26
いま老年期の「フレイル(虚弱)」が問題となっています。加齢により筋力が失われ、身体機能や認知機能が低下、心身ともに衰える状態のことです。そんなのまだまだ先のこととお考えですか?
女性の50代前後は筋肉量が急降下する、筋肉の曲がり角です。更年期を境に、筋肉をリザーブできる食事へとシフトチェンジするために婦人画報の2020年2月号は、健康長寿に欠かせない筋肉を育むための栄養の記事を載せていました。
「全身で使われている糖の70%は筋肉で燃やされます。筋肉をうまく使えば、どんな人でもスリムな体形を維持できるのです。
いま、筋肉の効用が次々と明らかになっています。たとえ70歳以上の高齢者でも、運動をすれば脳の海馬が大きくなり、記憶力がよくなるという研究結果もあります。
つまり筋肉をつければ、脳、骨、メンタル、糖代謝、免疫……すべてが好循環になるというわけです。だから筋肉の材料=タンパク質を十分に摂る必要があるのです」と京都大学名誉教授の森谷敏夫先生は言っています。
配信 Willmake143
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