エコバッグに食中毒の危険性?
2020-09-06
2020年8月2日付の読売新聞のからだCafeというコラム欄で、エコバッグの食中毒の危険性について述べられていました。
エフコープ生活協同組合(福岡県)が買い物客100人にエコバッグの洗濯について聞くと、約半数が「洗ったことがない」との回答でした。
回答者30人のエコバッグの内側を拭き取って、一般生菌(様々な生きた菌)の数を調べると6割が、「やや汚れている」「汚れている」になったそうです。
エコバッグの詰め方によって、食中毒が心配されます。肉や魚を、パックのまま放り込んでいると、食材の表面や汁に、食中毒を起こす菌がいるかもしれません。
ほかの食材を汚染しないように、肉や魚など汁が出やすいものや、泥のついた野菜は、売り場備え付けのポリ袋に入れてから詰めましょうとコラムには書いてありました。
東京都の調査では、食品の購入時に、肉や魚などをポリ袋に詰める人は3割しかいませんでした。でも、この一手間が大切なんだそうです。
硬い物や重い物から詰めるとエコバッグが安定し、食品の汁がこぼれにくくなります。病原性大腸菌( O(オー) 157など)やカンピロバクターなど食中毒を起こす主な細菌は30〜35度になると増えやすくなります。
食材の持ち運びは短時間で行い、車のトランクには入れないでくださいとコラムには書いてありました。
エコバッグを選ぶ基準は、保冷機能のあるものがいいでしょう。また水洗いが可能かなど、手入れの方法を確かめてください。食材用、日用品用、それぞれ洗い替えも想定して、複数のバッグを用意することをすすめていました。
配信 Willmake143
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