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治療薬の副作用で顎骨壊死
骨粗しょう症治療で広く使われているビスホスホネート系(BP)製剤に、副作用としてあごの骨が死ぬ顎骨壊死(がっこつえし)という合併症のリスクがあることはあまり知られていません。2019年11月13日の毎日新聞が、歯科治療にも影響するこの薬との付き合い方を紹介していました。
BP製剤による顎骨壊死は2003年に米国で報告された病気です。あごの骨が歯茎から露出したり、下唇がしびれたり、進行するとうみがたまって皮膚に穴があいたりします。骨粗しょう症のほか、がん患者でも生じ、治りにくいのが特徴です。
日本口腔外科学会の全国調査では、国内の顎骨壊死数は06〜08年の263例から、11〜13年の4797例へと急増しています。BP製剤だけでなく、デノスマブという治療薬でも顎骨壊死が起きます。
原因や発生のメカニズムは解明されていませんが、抜歯をきっかけに感染して発症することが多いそうです。
骨粗しょう症の治療には必要な薬なので、服用中にどう副作用を抑えるかが重要だということです。
ポイントは感染予防。「骨粗しょう症の治療前に歯科で点検を受け、掃除や抜歯を済ませて口の中をきれいにすることが必須だ。持病がある人や高齢者には欠かせない」と千葉大学の丹沢秀樹教授(口腔科学)は語っています。
投与が決まったら、歯科で定期的に口腔ケアを受けて清潔を保ってください。
一方、どんな時に休薬すべきかは現在、専門家の間でも議論がまとまっていないとして、次のようなケースを記事では紹介していました。
東京都板橋区の主婦、矢作滋子さん(69)は2015年、整形外科でBP製剤の注射を開始。薬の説明は特になく、食事や運動の指導もなかった。しばらくして手のひら大の三つ折りのカードをもらった。
歯科受診の際に提示するカードで、患者が服用するBP製剤の商品名を伝え、「顎骨壊死があらわれることがあるので、抜歯はできるかぎり避けてください」と依頼する文面だった。
2017年に物がかめなくなり、かかりつけ歯科医を受診。歯の根が割れて抜歯が必要だったが、「BP製剤の注射を2年間している」と伝えると、休薬が必要と言われ抜いてもらえなかった。
その後、整形外科に休薬を申し出たが認めてもらえず、通院を停止。結局、抜歯したのは昨年4月、東京都立の病院で。
歯が痛くて物がかみづらい状態が1年以上続き、5本抜いた。顎骨壊死こそ免れたが、矢作さんは「骨密度は正常より少し低い程度のため、BP製剤の注射までしなくてもよかったのでは。整形外科でBP製剤を出す時には『歯の治療ができない時がある』と説明すべきだ。高齢者の多くは知らないはず」と訴えています。
配信 Willmake143
うんちアプリで病気発見
赤ちやんの便を携帯電話のカメラで撮影し、色合いを識別して病気の早期発見につなげる試みが進んでいます。聖路加国際大学などの研究チームが、胆道閉鎖症の可能性を調べるアプリ「Babyうんち」を開発し、一般向けに提供していると2019年7月14日の毎日新聞が伝えていました。胆道閉鎖症は、肝臓と腸をつなぐ胆道が塞がり、肝臓で作られる胆汁が腸に流れなくなる病気です。発見が遅れると、肝硬変を起こして死亡することもあります。
患者数は1万人に1人とされ、生後4ヵ月ごろまで発症する可能性があるそうです。発症すると便が白っぽくなるのは、便を黄色くする胆汁の働きがないためで、皮膚や白目が黄色くなる黄疸も見られます。
自宅での早期発見を促すため、2012年以降は全自治体の母子健康手帳に、便の色の目安を7段階に分類したカラーカードが掲載されています。
このうちクリーム色やレモン色、薄緑といった、白に近い3段階の色に当てはまると要注意とされています。
しかし、便の色は食べ物や体調によって異なり、個人差もあります。病気かどうかや受診が必要かどうかを、家庭で見極めるのは難しいそうです。
アプリは撮影した便の色を分析して病気の可能性を判別し、数秒で判定が出ます。注意が必要な場合は「できるだけ早く小児科医、小児外科医に相談してください」などと表示されると記事には書いてありました。
アプリの開発は、研究チーム代表の星野絵里・同大講師 (公衆衛生学)の長女(10)が胆道閉鎖症だったことがきっかけだったそうです。出産から間もなく、助産師が黄疸から異変に気づき、医師に「うんちの色を毎日見てください」と言われたが、カラーカードを見ても判断がつかなかったといいます。
「もっと簡単に判断できる技術があるはず」という思いが強まり、小児科医や人工知能学の専門家らを中心とするチームを作り、開発を始め、16年9月に完成。これまでに2万4000件のダウンロードがあったそうです。
アプリの判定は、医療機関を受診するかどうかを判断する一助で、確定的な診断ではありません。
「Babyうんち」はアプリ提供サイトから無料でダウンロードでき、現在はアイフォーンで使用できます。
配信 Willmake143
舌の筋トレ
2019年2月10日の毎日新聞が、舌の筋トレについての記事を載せていました。高齢になると、食事中にむせたり食べこぼしたり、かみにくい食べ物が出てきたりします。こうした口の中の機能低下は全身の衰えを招くと考えられ、「オーラルフレイル」の状態といわれます。
どうしたら機能を改善できるかの具体策が紹介されていました。
歯や舌は、◎食べ物を飲みこむ ◎かみ砕く ◎言葉を発する ◎呼吸する など、生きる上で大切な役割を担っています。
これらの機能が低下すると、人と話すのがおっくになって会話が減ります。
かめないので軟らかい穀類や菓子類ばかり食べて栄養状態が悪化し、やがて体力が落ち、外出が減っていきます。
高齢者医療に長年携わる東京都健康長寿医療センターの歯科口腔外科部長の平野浩彦先生はシニアは口腔機能の衰えから、ドミノ倒しのように一気に心身の活力が弱まる悪循環に陥りがちで、誤嚥性肺炎や認知症など大きな病気に至る恐れがあるといっています。
シニアの口腔ケアは「歯」のケアだと思われがちだが、実は歯のケアはすでに浸透しているとのことです。
その反面、「舌の力を維持・向上させるためのケアはおろそかにされがちだ」と平野先生は指摘しています。どうすれば舌の力を維持・向上できるのか?
平野先生がすすめるのが、口のトレーニングです。頬や舌はすべて筋肉で動き、体の筋力と同様に次第に衰えます。
普段から口周りを意識して動かし、噛む力や飲みこむ力を鍛えましょう。
iPhone(アイフォーン)向けアプリ「毎日パタカラ」を使った「パタカラ体操」はうってつけです。
また、適度に硬さのある物を日常的に食べれば、「食べトレ」になります。かみごたえがある野菜や海藻類、魚介類、肉類、種実類を積極的に食べるようにして下さい。
「たくあんやみりん干しなど、献立にかみごたえのある食品を少し取り入れるだけでもかむ機能を改善する良いトレーニングになる。口にトラブルを感じたら、健康なときから意識的にケアしていくことが大切」 と平野先生は呼びかけています。
配信 Willmake143
認知症予防に腸内細菌
腸内に特定の細菌が多い高齢者は、そうでない人と比べて認知症の発症リスクが10分の1と大幅に低い可能性があることが、国立長寿医療研究センターもの忘れセンターの佐治直樹副センター長らの研究でわかったと2019年2月1日の毎日新聞が伝えていました。
同研究成果は2019年1月30日に英国科学雑誌「Scientific Reports」に掲載され、同日に米国の学会ニュースでも配信されました。
人の腸には1千種類以上、約1キログラムの細菌がいて、年齢で構成割合が変わります。
研究チームは2016年3月から1年間に、もの忘れセンターを受診した患者さんに認知機能検査や頭部MRI検査などを実施し、検便サンプルを同センターのバイオバンクに収集しました。
そして微生物解析の専門企業である株式会社テクノスルガ・ラボに検便サンプルを送付し、T-RFLP法(糞便から細菌由来のDNAを抽出し腸内フローラを網羅的に解析する手法)を用いて腸内フローラを解析しました。
更に、腸内フローラと認知症との関連について、有効なデータが得られた60〜80代128人分を統計学的に分析したところ認知症でない人は、「バクテロイデス」という種類の細菌(腸内のいわゆる日和見菌の一種)が多いことが判明しました。
これが腸内細菌の3割超を占めるグループには認知症を発症していない人が多く、リスクは10分の1と見積もられました。一方で種類の分からない細菌が多い人はリスクが18.5倍に上ったそうです。
今後は「東北大学と共同で、食事習慣・栄養の視点からも腸内フローラとの関連について調査を進める予定」(同センター)となっています。
腸内細菌が認知機能に関連するという新しい知見は興味深く、腸内細菌の詳細な解析が認知症の治療法や予防法の開発のための新たな切り口になるかもしれません。
配信 Willmake143
高齢者と薬
「1度に5〜6種類以上の薬を服用する高齢者は多い。どれも必要な薬剤ならよいが、中には不要な薬を漫然と飲み続け、副作用が生じるケースもある。高齢者の多剤服用の解消にどう取り組めばよいのか」という書き出しで始まる記事を毎日新聞が2018年1月24日に載せていました。
高齢者の多剤服用問題に取り組む病院があるそうです。
国立病院機構栃木医療センター(宇都宮市)のポリファーマシー外来です。
簡単に言えば、高齢者が服用している薬剤をチェックして、必要性を再検討する外来です。
ポリファーマシー(ポリは「多い」の意味)一般に多剤服用又は多剤併用と訳されています。
何剤から多剤というかの定義はありませんが、一般には5〜6剤以上を指すそうです。
高齢患者の多剤服用は以前から問題になっていました。要因としては 「高齢者は数多くの慢性疾患を抱えている」 「複数の診療科が別々に処方する」 「患者が薬を欲しがる」 などがいわれています。
日本老年医学会は 「高齢者の安全な薬物療法ガイドライン」(15年) をまとめ、その中で抗精神病薬や睡眠薬、抗血栓薬、糖尿病薬など19分類の 「特に慎重な投与を要する薬物のリスト」 を作ったと記事には書いてありました。
医薬品のリスクコミュニケーション問題に詳しい山本美智子・昭和薬科大医薬品情報部門教授は 「医師と患者はパートナーシップに基づいて治療するという共通認識を持ち、正直に気持ちを伝えることが大事だ」として多剤服用を防ぐ10カ条を紹介していました。

配信 Willmake143
がん あふれる不正確情報
2017年8月20日の毎日新聞が 「がん あふれる不正確情報」 という記事を載せていました。記事のはじめには、こう書かれています。「がんの情報がインターネットや出版物にあふれている。不正確な内容も多く、その真偽を判断する手立てが ない。自分が、または家族がある日、突然がんを宣告されたら、どのように情報を集めればいいのか」。
ネットで最近、目立つのは 「体に優しい」、「最先端」 などとうたった 「免疫療法」 を施すクリニックのサイトだと記事には書いてありました。
がん医療に関する著書が多い外科医で腫瘍内科医の大場 大医師は 「治療として裏付けるエビデンス(科学的根拠)がない上に高額。患者をだましているに等しい」 と記事の中でコメントしていました。

2007年に国立がん研究センターの後藤 悌医師が実施した調査結果では、ネットの大手検索サイトで肺がん治療について検索すると、米国では正しい情報が8割で、日本では
3割だったそうです。
記事では、がんの情報を得る時の主なサイトとして次の4つが紹介されていました。
配信 Willmake143
おしっこは健康のバロメーター
2017年5月13日の毎日新聞が 「哺乳類はみんな “おしっこ21秒” の不思議」 という記事を配信していました。動物の種類によって、排尿に要する時間は異なるのかということを検討した愉快な研究があるそうです。
その研究によると、体重が3キロ以上ある哺乳類は、どれも約21秒で排尿しているとのことです。
ゾウもキリンもヤギもトラもチンパンジーも、みんな排尿時間は、おおむね21秒。「体の大きな動物の方が、排尿時間は長いような気もします。で も、体が大きくなれば、当然ぼうこうの容量も大きくなるのですが、おしっこを出す尿道も太くなり、勢いよくおしっこが排出されます。そのため、体 が小さくてぼうこうの容量も小さい動物と排尿時間は変わらない」 のだそうです。
さらに記事には、「ヒトもほぼ21秒で排尿しています。(厳密にいえば女性は男性よりも排尿時間は短い)。しかし高齢になると、男女ともぼうこう の筋力が低下することで、男性はさらに前立腺の肥大によって、排尿を21秒で終えることが難しくなります。見方をかえれば、排尿時間が21秒を超 えるようになった人を高齢者といってよいかもしれません」 と書いてありました。
気持ちのいいおしっこをする 「快尿」 という言葉を旭川医科大学の松本成史先生が提唱されています。快尿を取り戻すことが、アンチエイジングになるというのは面白いですねと泌尿器科が専門の順 天堂大学の堀江重郎教授が述べていました。
配信 Willmake143
生活習慣を1%でいいから変えましょう
毎日新聞のコラム欄 「さあ これからだ」 の筆者は、諏訪中央病院名誉院長の 鎌田 實先生です。2016年2月10日のコラムでは、最近の医学研究論文にもとづいた生活習慣改善のための5つのポイントが提案されていました。
減塩の取組みや野菜の摂取を上げることで日本一の長寿県になった長野県のきっかけは、1%でいいから生活習慣を変えましょうという呼びかけだった そうです。
配信 Willmake143
歯の本数と転倒の関係
2016年2月6日の毎日新聞に 「歯の本数維持が転倒防ぐ」 という記事が載っていました。
愛知県内に住む65歳以上の高齢者を対象に4年間追跡した国の研究班の調査結果などを分析したところ、歯が19本以下で義歯もない人は、歯が20 本以上ある人に比べ、転倒するリスクが2.5倍と高くなることが分かったそうです。
若井建志・名古屋大学教授(予防医学)は 「歯を失う人は骨自体が弱かったり、歯がなくなって体力が落ちたり、体のバランスが悪くなったりして、転びやすくなるのでは」と推定しています。
また山本龍生・神奈川歯科大学教授(社会歯科学)は、脳卒中、認知症、転倒・骨折、関節の疾患が要介護の原因の約6割を占めるが、こうした疾患の 半分近くが歯の喪失と関係しているとみています。
2016年2月2日放送の 「みんなの家庭医学」 のテーマは “顔の○○が弱ると全身が衰える!” でした。
全身が衰えるある部分とは舌のことです。舌は、目に見える部分だけでなく、のどの付け根あたりまで大きくつながった筋肉のかたまりです。その舌の 筋力が弱ると、物が食べづらくなるだけでなく、全身の筋力の衰えにつながってしまうという内容の番組でした。番組内で、弱った舌の筋力を簡単に蘇 らせる方法が紹介されていました。

配信 Willmake143
老化の指標 “AGE”
顔のシミの増加や動脈硬化など、皮膚や血管の老化の進み具合を示す指標として、体内にたまるAGE(終末糖化産物)という老化物質が注目されて いると2014年8月29日の毎日新聞が伝えていました。AGEが体内で増える仕組みは主に「体内で作られる」場合と「食べ物から摂取する」場合の2つがあります。体内で作られる場合は、主に血液中の糖 (血糖値)が高い状態と関係しています。
高血糖が長く続くと体内の各種たんぱく質が糖まみれになり、皮膚ならシワ、たるみが増え、血管は弾力性がなくなり、動脈硬化などにつながると書か れていました。
食べ物から摂取する場合は、高温の油で揚げたり、焼いたりした食べ物が関係しています。茶色く焦げ付いた部分にAGEは多いため、同じ料理するな ら、煮たり、ゆでたりする料理をすすめていました。
また、清涼飲料や揚げ物の多いファストフードの過剰な摂取には、注意を促していました。
記事には、AGEの研究や糖尿病の治療などで知られる山岸昌一・久留米大学医学部教授らの話を基に作成したAGEを増やさない方法が紹介されてい ました。
1.たばこを吸わない
2.酒はほどほどにする
3.ケーキ、清涼飲料、揚げ物などは少なめにする
4.緑黄色野菜を多く取る
5.毎日、適度に体を動かす
6.煮る、ゆでる料理を増やす
7.早食いしない
8.そば、玄米など食後の血糖値の上昇を抑える食品を心がける
9.食べ過ぎない
10.ストレスをためない
の10個です。
配信 Willmake143
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